現代社会学科・人間関係学科【現場のプロが教える業界特別講義2】企業人事や父親支援を行うNPO法人で活躍するゲストスピーカーを招き、子育てに関する特別講義を実施

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522()、社会とのつながりを重視した演習Ⅰ(担当:金南咲季准教授、20244月から現代社会学科へ移籍)にて、NPO法人ファザーリング・ジャパン東海支部の内藤礼登氏をゲストスピーカーに迎え、「パパ目線での子育て、ママへの関わり方」と題した特別講義を行いました。

 

はじめに、内藤氏の現在の取り組みとして、本業の名古屋市内のメーカーグループ会社での海外人事の仕事以外に、副業として携わっている父親支援を行うNPO法人ファザーリングジャパンでの活動、地域で行っている子どもたちのキャリア教育支援などの社会活動について紹介しました。

 

続いて、父親の子育てを取り巻く現状や課題を具体的なデータを用いて、育児・介護休業法改正のポイント、男性の家事育児時間の推移、育休取得率の変化などを解説。また、自身の子育て経験を踏まえ、仕事と子育てを両立させ、相乗効果を生み出す育児のヒントや夫婦の関係性について説明しました。

 

学生は、「男性の産後うつについて初めて知った。女性の視点だけでなく、男性の視点についても学ぶことができ、今後のライフキャリアを考えていく上で非常に貴重な気づきが得られた」「昨今の社会の変化の動向や課題について詳しく知ることができた」「夫婦間での対話やすり合わせの重要性を実感した」と話し、双方的な授業の中から子育てと仕事の両立について深く考える機会を得ました。

 

今後は、講義の最後に内藤氏から出された「父親を対象とした講座の企画」といった課題にチームで取り組み、7月に同講義内でその成果報告を行う予定です。