人間関係学科・現代社会学科:父親支援を行うNPO法人の理事による特別講義を実施

ニュース

5月1日(水)、人間関係学科の専門教育科目「演習Ⅰ」(担当:金南咲季准教授)で、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事の横井寿史氏をお迎えし、「父親の子育て~自身の経験から感じた男女共同参画とWLBの重要性~」と題した特別講義を行いました。
 
NPO法人ファザーリング・ジャパンは、父親支援事業による「Fathering=父親であることを楽しむ」の理解と浸透こそが、「笑っている父親」を増やし、ひいては働き方の見直し、企業の意識改革、社会不安の解消、次世代の育成に繋がることを目指して活動。10、20年後の日本社会に大きな変革をもたらすことをミッションとして、事業を展開するソーシャルビジネスを牽引する全国規模の団体です。
 
講義では、NPO法人の理事、社会保険労務士、4児の父親という3足の草鞋を履く横井氏が、自身の経験談やこれまでの歩みをもとに、男女共同参画とワーク・ライフ・バランスの重要性を紹介しました。
 
また、時代変化に伴う労働や家族に関する価値観の変遷、労働時間の現状、育児をめぐる問題などの社会動向について、ご自身の経験を織り交ぜながら解説。一般的に、ワーク・ライフ・バランスは、「ワーク」と「ライフ」を天秤にかけるイメージを持たれていますが、ファザーリング・ジャパンでは、日々の生活や活動のすべてが人生であり、それらを「寄せ鍋理論」で考えることで全体の調和を図ることと捉えているなどをお話しいただきました。
 
学生は、家族で協力しながら仕事と家庭を両立し、プライベートの経験を仕事で上手く生かすなど、男女共同参画社会とワーク・ライフ・バランスの実現に向けたヒントを得ました。