文化情報学部:愛知県の観光戦略についての特別講義を実施

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12月20日(水)、文化情報学部の専門教育科目「観光産業論」(担当:阿部純一郎准教授)で、愛知県観光コンベンション局観光振興課の渡邉亨介氏を招き、愛知県の観光戦略に関する特別講義を行いました。
 
これは、行政の立場から見た観光振興について理解するとともに、実際の業務内容や働き方を知ることで、学生が自らのキャリア形成に生かすことを目的としています。
 
渡邉氏は、レジャー誌専門の出版社や観光協会で勤務した後に愛知県庁に転職。前職のキャリアを生かして、愛知県の観光振興に携わる業務をしています。講義では渡邉氏より、ものづくりが盛んな愛知県の観光の特徴や観光施策のほか、Web広告等を用いた県民に対する観光PRなどが紹介され、愛知県の観光について多角的に理解を深めました。
 
具体的な愛知県の観光施策として、コアなターゲットを対象にした「あいち『ツウ』リズム」と、平日や閑散期に旅行を促す「あいちスキ旅キャンペーン」を紹介。
 
「あいち『ツウ』リズム」は、製造業はもちろんのこと、農業や第三次産業も全国トップレベルにある愛知県には、ツウな人にはたまらない地域の歴史、産業、自然、文化に根差した本物の魅力があることに着目した取り組みです。また、2023年7月に愛知県が休み方改革の一環で開始した「あいちスキ旅キャンペーン」は、有給休暇の取得やラーケーションの活用を通じて、週末や連休を避けて快適でお得な旅を楽しんでもらうことを狙っています。
 
渡邉氏は、行政機関や旅行会社、宿泊施設、観光施設など多くの関連する企業や組織と調整しながら観光施策を進める面白さや奥深さを話し、学生は行政の立場で観光に携わるイメージを膨らませていました。