子ども発達学科:自主夜間中学校「はじめの一歩教室」を訪問しました

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12月9日(土)、子ども発達学科の実践研究科目「子どもの異文化間教育」(担当:安達理恵教授)で、名古屋市内にある自主夜間中学校「はじめの一歩教室」を訪問しました。
 
この自主夜間中学校は、2020年8月に開設され、毎週土曜日に未就学児から80代の大人まで、200名近くの学習者が学んでいます。開設当初の学習者は5人でしたが、愛知県は、日本語の学習が必要な外国籍や日本国籍の児童・生徒が国内最多の都道府県であるという事情から、3年間で急増しました。
 
代表を務める笹山悦子氏は、学習者の多様なニーズに対して、公立学校の支援が追いついていない現状や、公立の夜間中学校が愛知県にはまだ存在しないことなどを説明し、外国にルーツのある子どもや大人の学習者を含め、今後も個別の学習支援が必要であると話しました。
 
参加した学生は、訪問して自主夜間中学についてお話を伺うのみならず、実際に学習支援を経験。幅広い年次の学習者と触れ合い、学びに対する意欲的な姿勢に感銘を受けました。
 
教育学部では、2024年4月に日本語教員課程を開講。学習者の多様なニーズと一人ひとりの背景を理解し、臨機応変に対応できる日本語教員を目指します。