ぶどう組に進級し、もうすぐひと月が経ちます。お部屋に慣れてきた頃から、子どもたちと園庭の花の水やりを始めました。「ぶどうさんだからできるんだ」という特別感も感じている様子で、毎朝園庭に出る時に、「せんせい、ぞうさん（ぞうさんジョウロ）は？」「今日もお水やる？」と嬉しそうに聞いてくれます。一番最初に始める際に、お水がこぼれてしまうので両手で支えて持っていくことを伝えた後は、一生懸命にこぼさないように運んでいます。片手で持ってしまうと、ジャーとこぼれていくお水を見て、「もう一回やる！」とお水を入れ直して、今度はしっかりと持って運んでいました。

花壇のところに行くと、花や玉ねぎの苗にお水をたっぷりと掛けてくれます。「なんでお水あげるの？」と尋ねてきた子に、「みんなもお外にいると、のどが渇いてお茶飲むでしょ。お花さんも暑くてのどが渇くんだよ」と伝えると、水やりをした後「おいしいって言ってる」「もっと飲みたいって」とチューリップに顔を近づけている子もいました。赤、黄、ピンクの他に、紫色のチューリップが咲くと「ぶどう色のチューリップも咲いた！」と喜んでいる姿も見られていました。水やりを通して、自然への関心や生き物を大切にする心が育っていくといいなと思っています。