みかん組には、「リグノ」と「ネフスピール」という積み木を用意しています。共にスイスのネフ社製のもので、赤、青、黄色、緑と基本の4色の鮮やかな色彩でできていて、質感もよく1歳児でも遊びやすい大きさや重さでできています。



 
リグノでは、積む、穴に入れる、並べる等の遊び方ができます。四角い積み木を高く積み上げて、円柱の積み木を丸い穴に入れてみると、「カランコロン」という木のぬくもりを感じる心地いい音が鳴ります。子ども達も耳を澄ませて音を聞いてみたり、穴の中を覗き込んで中に入った積み木の様子を確認したりしています。また、同じ色を意識して円柱の積み木を入れ、「あかだね」「あおだね」と色への興味も見られます。






 
ネフスピールは、横から見るとリボンのような形をしており、立方体よりも少し難易度が高く手をひねらせながら積んでいきます。 
 
少し難しいことに挑戦してみたい気持ちが芽生えている子どもたちは、「うーん」と集中して手をひねらせて崩れないように慎重に積み上げています。途中崩れてしまうこともありますが、この独特な形ならではの崩れ方を楽しみ、「あー!崩れちゃった」と崩れていく動きを面白そうに観察しています。そして、「もう一回」と何度も挑戦してみようとする姿も見られます。



 
無限の遊び方ができるこれらの積み木は、一つの遊びをじっくりと集中力や創造力、手指の発達にも繋がっていきます。また、様々な遊び方かできることから、幼児期になってからも遊び続けることができます。
 
子ども達の興味や発達を見ていきながら、遊びを通して学べる玩具や環境を引き続き整えていきたいと思います。