ペンを用意するとすぐに「かきかき!やりたい!」と期待を持って集まってきます。自分で選んだ色のペンを手に取り嬉しそうに描き始めました。また、最近は色の名前にも興味を持ち始めた子どもたち。「あか!」「あお!」と色の名前を言って楽しむ姿もありました。





 
 
1歳児では、ペンを握って手を動かすことで点々や線を描く「なぐり描き」を楽しむ時期です。何かを表現しているというよりも、なぐり描き遊びを楽しむことで手の運動機能の発達に繋がっていきます。始めはペンを握った腕を左右に動かし、弧を描いたような線を描くことが多かった子どもたちですが、次第に腕と肩も同時に動かし、ぐるぐると大きな丸を描く姿も見られるようになってきました。手を動かすほどたくさん線が現れるのが面白くて、紙からはみ出すくらい大胆に、夢中になって描いていました。「たくさん描けたね」と保育士が言葉を掛けるとうんうんとうなずいたり、「できた!」と言って笑ったりと満足そうな子どもたちでした。







 
更に運動能力や言語能力が発達してくると、まっすぐな線や滑らかな曲線を描いたり、自分なりに描きたいものを考えながら楽しんだりすることもできるようになっていきます。また、描画遊びを楽しむ中で、感じたことを表現する表現力や豊かな感情を育むことにも繋がっていきます。これからも自分の感じたことを表現しながら楽しむことができるような環境を整えていきたいと思います。