保育室を「海にしてみたい」という子どもたちの発想から、皆で話合い海の生き物を作ることになりました。そしてどんな生き物を作るか、グループごとで詳しく話合い決めることにしました。すると、遠足で訪れた名古屋水族館にいた生き物を作るグループ、図鑑を何度も見返し作ってみたいと思った生き物に決めたグループとがありました。
【チンアナゴ】
図鑑を見てどんな色をしているかを調べ、新聞紙を細長く巻いた後に色紙を巻き付けています。
「しましま模様とか、丸い模様とかがあるよ。」
「あとから、白い紙を巻いて、縞模様にすればいいんじゃない?」
「じゃぁ、丸い模様はクレパスで描こうかな。」
何匹かできあがったら、チンアナゴが砂の中から出ている様子を再現するため、段ボールに穴をあけてもらい差し込んで立たせました。子どもたちが1番こだわったところです。
【ジンベイザメ】
平な体、大きな背びれ、頭から尾にかけて細くなっていくからだを表現することに、いろいろ考えて試した結果、
廃材をつなぎ合わせてることになりました。
「ガムテープで貼るから、ここ持ってて」
「まだここが貼れてないよ。」「じゃあ、僕がやるよ。」とみんなで協力し合って取り組みました。
体の白い斑点を一つずつボンドで貼り、完成です。
【ウツボ】
新聞紙で作ったからだに緩衝材を巻き付け、ポスターカラーで色を塗りました。まんべんなくそして、塗り残しが無いようにするため、様々な角度から見ています。いったん時間を置き、さらに模様を絵買いていきました。
途中で図鑑を見たところ、鋭い歯がたくさんついていることに気づいて、新聞紙で作って取り付けました。
【シャチ】
始めは小さく丸めた新聞紙をつなぎ合わせて体を作るつもりでしたが、とても時間がかかりました。そこで袋に新聞紙を丸めて入れたら大きく膨らむことがわかり、さっそくやってみることにしました。「黒いビニール袋があったらいいのに」というつぶやきから、「そういえば・・・。」ちょうどいい袋が見つかって、スムーズに制作が進んでいきました。
シャチのおなかや目の下にある、白い模様を緩衝材の色を生かして大きさを決めています。
「このくらいじゃない?」「えっ、もうちょっと大きいよ」
アイスクリームの空き箱から、アイスバーを切り抜いて舌にしました。ナイスアイデア!
こうして、友だちと相談し合ったり、協力したりしながら、大きな海の生き物が完成しました。
ぞう組の保育室を、海の生き物でいっぱいにしようとまだまだ、張り切っています。