「女子大学に通う意味がわかった」 共学出身の1年生が人間論で気づいた女子教育の価値

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「女子大学ってどんな意味があるの?」その答えを見つけた1年生のレポートを紹介します。
「男女は平等だから、女子大学で学ぶ意味は何だろう。」

そう感じていた情報社会学部の1年生が、「人間論(トータルライフデザイン)」の授業を通して考え方を変えました。異なる学部の仲間との対話やグループワーク、自分自身と向き合う学びを通じて実感したのは、女子だけの環境だからこそ生まれる安心感や成長の機会でした。女子教育の価値について、学生自身の率直な言葉で紹介します。
 

情報社会学部 情報デザイン学科1年 服部 蒼依 さん

 【女性が生きるための道標】

 

私は、人間論を初回、次回と受けた時は、正直なんでこんな授業があるんだろう?と疑問に思っていました。なぜなら、私は公立高校の出身で、男子も女子もごちゃ混ぜの空間で学び、男女に性差はない、体力差も無ければ、学力もあまり変わらない、という、男女平等教育の授業を受けてきました。ですが、今回の人間論(トータルライフデザイン)を受けて、女性と男性には確実に経済格差や、体力差、があると、グラフや図解を見て知りました。大学に入る前までは、サークルや部活以外で、学部外の人と関わる機会はそれほど無いだろうなと感じていましたが、トータルライフデザインを一緒に受けた仲間たちが、学部が全く違う人達だったので、自分の専門外の知識やその人の人柄を知ることが出来ました。また、トランプを使ってゴミ投棄の残高を競い合うとか、童話(シンデレラ)を通して、今後のライフプランを考えていくなどの活動もありました。「シンデレラは結婚して幸せになりました。終わり」ではなくて、その先を考えていく、という、私の中では全くない発想だったので、学んでいて面白かったです。


女性だけの教育、女性だけの価値観というのは、男性がいる時よりも伸び伸びしていて、公立出身の私からすると、悪く言えば、意見が偏りがちではあるのですが、本来、女性が持っている男性の前では言い出しにくい意見も、しっかりとこの場だと言えた気がします。また、男性について性差的にはなってしまうのですが、グループワークをする時に、高校の頃は、やる気のない、取り組むのを面倒くさがる男子が多々いたのですが、このトータルライフデザインを一緒に受けた仲間たちは誰一人として嫌な顔をせず、グループワークに積極的に取り組んでいく、また、意見を自ら発表する人が多いと感じました。正直こんなにもグループワークがスムーズに出来るとは思っていなくて、女子だけの環境を有難く感じています。


最後に、トータルライフデザインを通して、私は、主に3つのことを学びました。


1つめは、「女性教育の重要性」です。上記にもあるように、女性だけの環境だからこそ異性の目を気にせずに意見しやすいことや、男女別の経済格差、グラフ別でみる女性と男性の能力差の違いなどを学びました。ジェンダー平等が叫ばれる世の中で、椙山は女性教育を一貫してすることの重要性を学べました。


2つめは、「価値観を押し付けず、認め合うこと」の大切さを学びました。実は私は、大学受験で大きな失敗をして、本当は全く違う道に進む予定でした。椙山に受かって通い始めたころは、どことなくこの現実を受け入れられない顔をしながら通っていました。しばらくしてからこのトータルライフデザインでグループワークをしたときに、教育学部の人が、「私は、将来先生になって子供に絶対教えるんだ!」と言っていたり、看護学部の人が、「人を支える人になりたい!そしてスポーツトレーナーになりたい」と自分の夢を語っていて、私は、そんなたいそうな夢もないし、学校に入ることが目的になっていた感を悟って、恐れ多いと思いながら、いままでの自分の経験などを話しました。そうしたら、その人たちから、「大学で好きなこと、やりたいこと、大きな夢じゃなくてもいいから一歩ずつ考えていこうよ!」と励ましの言葉を貰いました。正直そんな優しい言葉をかけてくれると思っていなかったので、素直に嬉しかったですし、一歩ずつ前向きになれた気がしました。


3つめは、「自分という人間を知ること」を学びました。自分の強み弱み、好きなこと得意なことを主に教科書のp.17の知恵・節度・勇気・正義・人間性・超越性などのカテゴリから細かく自分を分析することで、自分という自分が見えてきました。また、客観的なイメージを教えてもらうために班の人に第一印象を聞く、といったことをして、自分が思う主観と傍から見た客観のギャップを埋めるためにすごくためになった授業だと感じました。


今後の人生においてもとても身になる授業でした。これからも学んだことを活かしていきたいと思います。