司書/司書教諭課程・情報デザイン学科:声だけで物語が広がる—学生が体験した「耳からの読書」

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このニュースのポイント

【学んだこと】 声だけで物語を伝える「ストーリーテリング」を体感
【学んだことのポイント】
・ストーリーテリングは、語り手の声のみで聞き手が想像の世界へ引き込まれる
・聞き手の想像力や集中力が高まる
・本の選び方や語り方の工夫も、語り手の腕の見せ所
【学んだことの活用例】 司書・司書教諭、学校や図書館での読み聞かせ、子どもの読書支援

声で届ける、絵や文字に頼らない読書体験

4月27日(月)、司書・司書教諭課程科目/情報デザイン学科の専門教育科目「子どもの読書活動と図書館」(担当:福永智子教授)において、ストーリーテリングを楽しむ特別授業が行われ、約70名の学生が参加しました。講師には、三重県四日市市を中心に学校や図書館で活動する加納豊子氏、植原悦子氏(所属:おはなし「銀の櫂」)をお招きしました。
 
ストーリーテリングとは、絵本や紙芝居を使わず、語り手の声だけで物語を伝える方法です。「耳からの読書」とも呼ばれ、聞き手は語りを通して自由に物語の世界を思い描きます。
 

想像力が広がる、実演と対話の時間

授業では、「王子さまの耳は、ロバの耳」「屋根がチーズでできた家」など、6つの物語が語られました。学生たちは自然と物語の世界に引き込まれ、子どもに戻ったかのような感覚で熱心に耳を傾けていました。後半は、2つのグループに分かれ、物語を覚えるコツや語る際に大切なことなどを、講師から直接学びました。
 

未来の子どもたちのために、大学で学ぶ意味

現代の子どもたちは「聞く力」が弱まっているとも言われています。ストーリーテリングは、聞く力を育てるだけでなく、想像力を働かせ、自分から本を読みたいと思う気持ちにつなげる実践的な方法です。
 
本学では、資格取得に必要な知識だけでなく、現場で役立つ「伝える力」「感じ取る力」を、体験を通して学ぶことを大切にしています。今回の授業は、学生が将来、子どもと本を結ぶ存在として活躍するための、確かな一歩となりました。
 

受講生の感想

・目を閉じて聞いた方が物語に没入しやすいのではと考えたが、実際には、話し手の目を見ながら聞く方がイメージが広がり、物語の世界に入り込みやすかった
・お話の内容に、語り手の表情や視線が加わることで完成するのがストーリーテリングだと感じた
・生の声で昔話を語る活動は、AIが発達している現代だからこそ、これから先も続けていくべきだと感じた
 

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