文化情報学科・情報デザイン学科:早瀬研究室 卒業研究発表会 — AIと人をつなぐ研究成果
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このニュースのポイント
早瀬研究室では、AIと人の関わりをテーマにした研究に取り組んでいます。今回の卒業研究発表では、学生の主体的な研究活動を通して、将来につながる次の力が育まれていることが示されました。
- データ分析やAIを使い、人の印象や社会の変化を読み解く力
- テーマ設定から実験・分析・発表までを主体的に進める実践力
- ユーザ視点で設計し、社会で求められる表現力・分析力・実装力
1月21日(水)、情報デザイン学科早瀬光浩准教授の研究室が2025年度卒業研究発表会を開催し、6名の4年生が研究成果を発表しました。
早瀬研究室では、人とAIが自然に関わることを目指し「人を理解し、人に合わせてふるまうAI」を研究しています。
今年度も、AIの見た目や声・言葉などが与える印象をさまざまな切り口で分析し、日常生活や教育につなげていくユニークな研究成果が報告されました。
生成AIはどのように「ふわふわ」を表現する?—オノマトペから連想される印象を分析した研究


「ふわふわ」「キリッ」「もふもふ」などのオノマトペ(音や感覚を表す言葉)を入力することで、キャラクタの見た目や雰囲気がどのように変わるのかを生成AIを使って分析した研究では、実際に生成された画像を見せながら発表があり注目を集めました。
オノマトペは便利な表現ですが、人によってイメージが少しずつ違うため「言葉の印象」をそのままデザインにするのは意外と難しいという特徴があります。
そこでこの研究では、オノマトペから連想される印象をもとにプロンプトを設計し、生成されたキャラクタ画像を比べながら「言葉の違いが見た目の違いとして表現できているか」を評価しました。
発表では、オノマトペを変えるだけでキャラクタの印象が大きく変わる例が示され、言葉とデザインをつなげる面白さが伝わる内容となりました。将来的には、ゲームやイラスト制作、キャラクタのデザインなどで「言葉で伝えたイメージを素早く形にする」ための技術につながる研究となりました。
オノマトペは便利な表現ですが、人によってイメージが少しずつ違うため「言葉の印象」をそのままデザインにするのは意外と難しいという特徴があります。
そこでこの研究では、オノマトペから連想される印象をもとにプロンプトを設計し、生成されたキャラクタ画像を比べながら「言葉の違いが見た目の違いとして表現できているか」を評価しました。
発表では、オノマトペを変えるだけでキャラクタの印象が大きく変わる例が示され、言葉とデザインをつなげる面白さが伝わる内容となりました。将来的には、ゲームやイラスト制作、キャラクタのデザインなどで「言葉で伝えたイメージを素早く形にする」ための技術につながる研究となりました。
時代ごとの「イケメン」の変遷を分析する研究や、教育分野で役立つ「先生役AIキャラクター」の研究も


ほかには、時代ごとに「イケメン(理想の男性像)」のイメージがどう変わってきたのかを、文章データから分析し、AIで人物像として表現する研究が報告されました。データから社会の価値観の変化を読み取る面白さが伝わる内容でした。

また、子どもの自己評価が過大・過小になりすぎないことを目的に、先生役のAIキャラクタを設計し、声かけがどう感じられるかを調べた研究も。AIキャラクタの性格を変えると、同じような言葉でも安心できたり評価が変わったりすることが分かり、教育で役立つAIの作り方を考えるヒントになりました。
発表の後には聴講した教員・学生から、研究テーマの設定や研究の取り組み方について、積極的に質問が挙がり、それぞれの研究に対する試行錯誤の過程や今後の展望が紹介されました。
今回発表された研究の一部は、今後学会での発表も予定されています。
情報デザイン学科では、AI・データサイエンス・デザインを横断した学びを通して、社会で求められる「課題発見力」「実装力」「表現力」を身につけることを目指しています。これらの力は、IT・企画・デザイン・教育など幅広い分野で活かされ、就職や将来の進路にもつながっています。