情報デザイン学科・文化情報学科:向研究室の学生4名が、ポスター発表を実施
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12月7日(日)、文化情報学部(現:情報社会学部)向直人教授の研究室の4年生4名が、名城大学で開催された「第23回情報学ワークショップ(WiNF2025)に参加し、それぞれの研究をポスター発表しました。
情報学ワークショップは、東海地区を中心として大学・企業等の情報技術に関する最新の研究成果を発表すると共に、学生・研究者の交流の場を提供することを目的として毎年開催されています。今回は、発表件数214件(口頭30,ポスター184)、参加者358名(一般60,発表学生213,聴講学生85)が、一堂に会しました。

参加した4名の学生は、WiNF2025のポスター発表に臨むため、早期に卒業論文を完成させ、準備を進めてきました。
本番のポスターセッションは1時間でしたが、多くの他大学教員や学生などとの議論を通し、それぞれに新しい気付き得ることができました。
ポスター発表参加者と発表内容
本番のポスターセッションは1時間でしたが、多くの他大学教員や学生などとの議論を通し、それぞれに新しい気付き得ることができました。
ポスター発表参加者と発表内容
| 【研究テーマ】こまき巡回バス「こまくる」の乗降データの可視化と犯罪発生との地理的関係 【発 表 者】渡邉 のぞみ、向 直人 |
| 小牧市が運行する巡回バス「こまくる」の乗降データ(バス停ごとの利用者数,利用券種など)を地図上に可視化し、地域ごとの利用傾向や交通需要の実態を明らかにすることを目的とした。また、こまくるのバス停と自転車盗の関係などを分析し、犯罪予防施策に活用することも検討した。行政や市民にとって直感的でわかりやすく、地域の安全と公共交通の利便性の2 つの面で貢献することが目標である。 |
| 【研究テーマ】ボッチャ競技における試合状況解析とAI実況支援システムの提案 【発 表 者】和田 彩葉、向 直人 |
| ボッチャにおける試合状況を解析し、AI による実況支援を行うシステムを提案。競技コートに設置したカメラを用いて競技の進行状況を把握し、解析結果を生成AI に送信することで、試合展開に応じた実況文の自動生成と音声読み上げを行う。また「ガイドモード」と「盛り上げモード」の二種類の実況スタイルを選択可能とした。本システムは、解説者の役割を担うことが可能であり、コミュニケーションの活性化に有効であることが示された。 |
| 【研究テーマ】モーションキャプチャとアバターを用いたワークショップ形式による子供の防災意識向上 【発 表 者】千賀 美幸、向 直人 |
| 子どもの防災意識を高めることを目的とし、モーションキャプチャを利用した防災ゲームを開発。6 つの小型センサーでユーザの動きを読み取り, シェイクアウト訓練の3 つの動き(ドロップ, カバー, ホールドオン)を認識。 実験の結果、本ゲームの災害対策の学習効果は一定の評価を得ることができた。今後は、よりリアルな災害環境をシミュレーションすることで、ユーザの没入感を向上させ防災意識を向上させることが目標である。 |
| 【研究テーマ】東山動植物園を題材にした視線入力トレーニングのためのクイズゲームの開発と操作性・学習効果の評価 【発 表 者】松岡 紗良、向 直人 |
| 視線入力操作の習熟を支援するクイズゲームを開発。四肢障がいのあるユーザーがPC を操作できる環境が整いつつあるが、円滑な操作には訓練が必要という課題があり、視線入力と単一スイッチによるハイブリッド操作に対応したクイズゲームを開発。ゲーム形式で楽しみながら訓練できるよう工夫した。また、東山動植物園を題材に、マップと動物クイズを連動させて興味と学習効果を高めた。 |

