人間共生学科・人間関係学科・心理学科:特別講義「アジアの女性と健康」を実施

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12月5日(金)、人間共生学科・人間関係学科・心理学科の「女性と社会A」(担当:吉田あけみ教授)で、アジア保健研修所(Asian Health Institute 通称=AHI)の林かぐみ氏を招き、特別講義「アジアの女性と健康」を実施しました。
「女性と社会A」では、女性の人権をテーマに現代社会における女性の人権を中心に、人権問題などの現代社会の諸問題を理解し、ジェンダーに敏感な視点で、自分自身の人生を考える力をつけることを狙いとしています。

AHIは、1980年から愛知県日進市を拠点に活動をしているNGOで、アジア各地の村々で人びとの健康を守るために活動する現地の保健ワーカーの育成。日本国内でアジア諸国への理解を促進するための情報提供や啓発活動を行っています。

林氏は、アジアの農村地域で医療や保健サービスが行き届かず、予防可能な病気で多くの命が失われている現実や家族の食事で女性が後回しにされる文化的背景があり、女性は慢性的な栄養不足に陥っていること。
また、ジェンダー格差と暴力で女性の意思決定権が弱く、健康に関する選択も制約されることが多い現状などを話されました。

学生たちは皆、真剣に話を聞きながら、自分なりの考えをまとめていました。

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