情報デザイン学科・文化情報学科:スマホで聞ける観光ガイド!学生が多言語対応の音声案内を開発・実証実験

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11月1日(土)から3日(月・祝)にかけて、情報デザイン学科・文化情報学科の福安真奈講師の研究室が、旧豊田佐助邸(名古屋市東区)でICTを活用した観光案内の実証実験を行いました。
このプロジェクトは、名古屋市のNPO法人「東区文化のみちガイドボランティア」と連携し、観光地でのデジタル技術の活用を目的に継続的に取り組んでいるものです。

今回の実験では、館内の見どころを紹介する音声ガイドを学生が制作。スマートフォンで簡単に聞けるよう、音楽配信サービス「Spotify」を活用し、AIによる翻訳技術を使って日本語・英語・中国語・韓国語の4言語に対応しました。3日間で100組以上の来館者が利用し、海外からの訪問者にも好評。用意した音声ガイドのカードは残りわずかとなるほどの人気を集めました。また、研究室で活用しているロボット「LOVOT(もちゃ)」も、館内のPRを担当し活躍しました。

今回の実証実験では、来館者との交流を通じて、学生たちはICTの実践的な活用方法を学び、地域とのつながりを深める貴重な経験を得ました。来館者の声をもとに、今後の改善点を検討しながら、より使いやすく魅力的な観光案内のあり方について研究を深めていきます。