すぎぱーく 「声を守る、心を癒す~こどもに関わる方のための発声ケアと音楽体験~」を開催

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10月21日(火)、昭和文化小劇場ですぎぱーく主催イベント「声を守る、心を癒す~こどもに関わる方のための発声ケアと音楽体験~」を開催しました。
保育従事者や親などこどもに関わる方は、こどもとの関わりで頻繁に声を使い、大きな声を出すことが多いため、知らず知らずのうちに喉へ負担をかけています。今回のイベントでは、こどもに関わる全ての方を対象として、負担の少ない発声トレーニングと豊かな音声表現を提供することで、身体的・精神的健康の維持、保育従事者の職業病とも言える声の疲れ、声枯れの予防について学ぶことを目的として開催しました。
講師は、椙山女学園大学教育学部の池田京子特命教授と筒井紀貴講師が務め、プロの演奏家によるミニコンサートと発声についての実践的講義を行い、154名の方が参加しました。

第1部のミニコンサートでは、「ちいさい秋みつけた」「歌の翼に」「24の前奏曲~子どものためのピアノ曲集~より」などを披露し、池田教授のソプラノと筒井講師のピアノによる美しい音色が響きました。
第2部の実践的講義では、“声の出るしくみと衛生管理&呼吸法の実践”をテーマに講義を行いました。声の出るしくみを動画も用いて分かりやすく解説し、声帯に負担をかけない声の出し方など日常生活で気を付けたいポイントを伝えました。また、座ったままできる呼吸法・発声法のワークを参加者と一緒に実践し、講義で学んだことを意識しながら、最後は全員で「ドレミの歌」「紅葉」を歌いました。

参加者からは、「子どもたちの声と自分の声を気にかける習慣をつける大切さ、そして音楽は私たちの癒しになることを改め感じた時間でした。」「保育士ですが、ついつい大きな声を出しすぎて、声枯れしてしまうことがあります。今日の先生の講演を聞いて、もっと自分の声のケアをしていきたいと思いました。」などの感想が聞かれ、有意義な時間となったようです。