情報デザイン学科:株式会社デンソーから講師を招き、アイデアソンで社会課題に挑むための“アイデア出し”に挑戦

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10月9日(木)、情報デザイン学科の1年生を対象とした授業「基礎演習」にて、株式会社デンソーの講師を招き、「アイデアソン」にむけたアイデア出しのトレーニングを実施しました。
「アイデアソン」とは、“アイデア”と“マラソン”を組み合わせた造語で、限られた時間の中でグループごとにアイデアを出し合い、最終的な提案をまとめるワークショップ型の取り組みです。「社会課題の解決」をテーマに、学生たちは身近な問題に目を向けながら、自由な発想でアイデアを練り上げていきます。

当日は、株式会社デンソーの杉山幸一氏から、アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせであり、要素同士の関係性が遠いほど面白いアイデアになるという説明がありました。また、アイデアを生み出すためには、日頃からさまざまな手段で多くの情報を得る・知る・見ることを蓄積しておくこと、そして自分一人ではなく複数の人と意見を出し合うことが重要であると語られました。
アイデア出しのワークとして、日常生活での気づきを「ことば」にするトレーニングに挑戦。写真を見て分かることや、自分の知識・経験を言語化することで、学生たちはアイデア出しを体感的に学びました。また、複数人で意見を出し合うことで、自分一人では思いつかない視点に触れる機会にもなりました。
今後、学生たちは「ターゲット」「問題」「理想の姿」「解決策」という視点で社会課題を深掘りし、情報技術を活用した解決方法を考えていきます。12月末には、練り上げたアイデアを研究課題としてまとめたポスター発表も予定しており、今回はアイデアソンに向けたその第一歩。企業のプロとともに実社会とつながる学びを通じて、学生たちは新しい価値を形にしていきます。