生活環境デザイン学科・管理栄養学科:奥三河から未来をデザイン!学生と地域がつくる「奥三河パワージンジャーシロップ」

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生姜や唐辛子、柚子を使った「奥三河パワージンジャーシロップ」が誕生に向けて進行中。生活科学部2学科の学生と地域の人々、そして卒業生までが一丸となり、商品開発を通して交流と学びを深めています。 

地域と大学の力を合わせたプロジェクト

生活環境デザイン学科の阿部順子准教授の研究室は、2015年度から愛知県東栄町のまちおこしに取り組んできました。これまでに特産の生姜や唐辛子を使った商品を開発し、地域ブランドづくりを進めてきました。今回、東栄町の有志や名古屋の社会人メンバーとともに「ジンジャープロジェクト(通称ジンプロ)」を立ち上げ、新たに「奥三河パワージンジャーシロップ」を開発しています。本プロジェクトは、愛知県の東三河商品開発プロジェクトにも採択されており、地域を代表する新商品を目指しています。

学びの場として広がる交流

開発には、管理栄養学科栄養教育研究室(三田有紀子講師)の学生や阿部研究室の卒業生も参加し、レシピ作成や試飲会を通じて意見交換を重ねています。普段は接点の少ない学科や世代を超えた交流が生まれ、互いの専門性を知る機会となっています。さらに、実際の企業や自治体と一緒に商品を磨き上げる経験を通じて、学生たちは「社会での仕事の進め方」や「協働の大切さ」を実感しています。阿部准教授は「異なる立場の人々が出会い、学びを共有すること自体が大きな成果」と語り、学生が社会と関わりながら成長する機会となっています。

プロジェクトは10月の収穫後、生産を開始し、試験販売などを経て、2026年1月に正式お披露目をする計画です。