生活環境デザイン学科:「愛・地球博20祭」常設展示イベント『彩の回廊』に装飾を実施しました②【井澤研究室】

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2005年に開催された日本国際博覧会「愛・地球博」(愛知万博)20周年を記念した「愛・地球博20祭」(主催:愛知万博20周年記念事業実行委員会)が現在、開催されています。
その常設展示として、県内12大学、24の学生チームが集い、愛・地球博記念公園でインスタレーション(空間演出)を行う「彩の回廊」に生活環境デザイン学科の井澤研究室、𣘺本雅好研究室、山下研究室が参加しました。

常設展示は、開催期間を6つのタームに区切り、園内の4か所に設置された仮設構造物(モジュール)にチームごとで装飾を実施しており、今回は井澤研究室の作品を紹介します。
井澤研究室では「彩の歳時記」をテーマに、季節感を楽しめるようなインスタレーションを複数の大学とリレー形式で設置し、「露珠の再生」という作品を展示しています。まだまだ暑いのですが、9月は二十四節気で「白露」、草花や木に朝露が宿りはじめる頃。この季節感を伝えるため、無数のCDとCDケースを、朝露と朝露が流れ落ちる葉にみたて展示しました。

CDは記録媒体としても役目を終えつつあり、音楽CDは特定のCDを大量購入する現象がみられ、現在では、有効活用されているとは言い難いものがあります。また、これらのCDは自宅に眠っていることも多く、廃棄する場合も自治体によっては、可燃ごみとなってしまいます。
今回使用したCDは椙山女学園大学全学部に協力依頼し、約2500枚を集めました。
そのうち展示では約2000枚を使用しています。
これらのCDは展示終了後、リサイクル業者に引き取りを依頼し、プラスチック製品へと生まれ変わる予定です。
吊るされたCDを見ていただくと、懐かしい音楽や映像、ソフトウェア、また個人写真を記録したものなど、鮮やかな表面から、懐かしい出来事に思いを馳せることができます。ぜひ、現地でご覧ください! 

【Instagram】椙山女学園大学 生活環境デザイン学科

愛知万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」

「彩の回廊」第6ターム展示期間:2025年8月30~9月25日