管理栄養学科：スポーツ栄養で高校生を支援─夕食作りで選手の身体づくりを後押し

管理栄養学科栄養教育研究室では、スポーツ栄養学の研究を進めるとともに、実際に運動部活動に取り組む高校生への栄養サポートを行っています。 

7月31日（木）から8月2日（土）にかけて、日本福祉大学付属高等学校サッカー部の校内合宿に参加し、学生サポーターとともに夕食作りを担当しました。選手の体組成や悩みを理解しながら、食事面からのサポートを実践する取り組みです。

今回のレシピは、栄養サポートメンバーOGである都島さんが提供。学生たちは部員と一緒に調理を行い、1年生30人の平均必要エネルギー量を算出した上で、1食あたり約1,000kcalを摂取できる献立を完成させました。献立では、疲労回復を意識して野菜を多く取り入れ、ビタミンをしっかり補給できるメニューや、たんぱく質とカルシウムを豊富に含み地元の特産でもあるしらすを活用したメニューを作成。身近な食材で栄養的価値が分かりやすい食材を使い、運動する高校生への栄養教育も実施しました。

学生たちは単に食事を提供するのではなく、スポーツに必要な栄養素を科学的に考えながら献立を組み立て、実際に選手とともに調理することで、より実践的な学びを得ることができました。今回の活動は、管理栄養士を志す学生にとって貴重な経験となり、また高校生にとっても身体づくりの大切さを学ぶ機会となりました。