現代マネジメント学科:メイクで高齢者を元気に—資生堂ジャパン・名古屋市地域振興課との連携企画が始動

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7月17日(木)、現代マネジメント学科 東珠実教授のゼミ生が、資生堂ジャパン株式会社による「美容で健康サポーター講座」を受講し、高齢者の方への化粧の効果や、コミュニケーションについて学びました。

本講座は、資生堂ジャパン株式会社、名古屋市地域振興課、東ゼミによる連携企画として開催されました。資生堂ジャパンの化粧療法のノウハウを生かした高齢者向けの講座を、学生がサポーター役として学び、地域コミュニティの活性化に貢献することが目的です。

講座では、まず「化粧をすることによる高齢者の方の健康への効果」について説明がありました。高齢者は加齢に伴い、身体能力の低下やコミュニティの減少によって家の中で過ごす時間が増えていきますが、「身だしなみを整える」ことによって活動する意欲が増し、外出の頻度が増えることで健康維持に効果があるといいます。

学生たちは、加齢による身体の機能や見た目の変化や、それに伴う気持ちの変化について実際に体験を行いながら学びました。筋力の低下の体験では、腕に1kgの重りをつけ、腕が上がりにくいことを実感。
また視力の低下の体験では、色のついたゴーグルを着用して口紅やチークの色を確認し、「色の違いが分からない!」と驚きの声が上がりました。
講座の最後には、資生堂ジャパンの方から「世代間ギャップがある中コミュニケーションを取っていくためには、相手の気持ちを知って寄り添い、敬意や思いやりを持って接することが重要」とお話がありました。
今後、学生たちは、この日学んだことを高齢者向けの講座で活かし、名古屋市における地域振興活動に参加していく予定です。