国際教養学科:「音楽で感じるフランス文化」—特別講義で西洋音楽の世界にふれる
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7月10日(木)、教育学部棟音楽室にて、外国語学部国際教養学科の専門科目「西洋芸術論」の特別講義「フランス音楽の世界」を開催しました。

講義は、ヨーロッパ芸術の多角的理解を目的とした授業の一環として企画されたもので、今回は生演奏を交えてフランス音楽を体感的に学ぶ形式で実施し、受講生だけでなく他学部の学生や教職員も自由に参加し、“本物”の芸術に触れる貴重な体験をしました。
講師には、名古屋を拠点に活動するソプラノ・山本みのり氏と、ピアニスト・梶田奈津希氏をお迎えしました。山本氏は古代から近現代までの音楽史を、グレゴリオ聖歌やロマン派、オペラの発展などを例に丁寧に解説。梶田氏はピアノの歴史と進化を紹介し、ベートーヴェンの時代に形づくられた現代ピアノの特性に触れました。


コンサートでは、フォーレやドビュッシー、グノーらの作品が丁寧な解説とともに披露され、学生たちは会場に響く豊かで情熱的な演奏に聴き入りました。


講義後には「外国語で歌う難しさ」や「演奏の上達法」など、参加者からの活発な質問が寄せられました。講師たちは「音楽を心で理解し、情熱をもって表現することが大切」と語り、情熱的な実演後に説得力あるメッセージが学生に届きました。

本学では今後も、“本物にふれる学び”を重視し、実演や体験型の講義を通じた異文化理解の促進に取り組んでいきます。