現代マネジメント学科：特色ある観光資源の活用に関する特別講義を実施

7月10日（木）、現代マネジメント学科の「観光経済学」（担当：水野英雄准教授）で、名鉄観光サービス株式会社営業戦略推進本部教育推進部の蒲野和敬氏を講師に招き、「特色ある観光資源の活用事例」をテーマに特別講義を行いました。

蒲野氏は、最初に旅行業界が団体旅行が中心の時代からニューツーリズムと呼ばれる個別のニーズに合わせた旅行商品の企画へ移行したこと、旅行会社の収益構造が旅行だけでなく地域のプロデュースや自治体と連携等に多様化していることを説明しました。
また、急増するインバウンドと観光公害（オーバーツーリズム）、それに対するエシカルツーリズムなども解説しました。
その上で、教育旅行は重要な位置付けになっていること、学校での学びが知識の習得から体験による深い学びへ移行したことで、児童・生徒が愛知県内の歴史や文化、産業や自然から主体的に学べる企画のニーズが増えたとし、その具体的な内容を紹介していただきました。
また、観光を取り巻く環境が大きく変化していく中で、旅行会社で働くためには新しいものを作り出していく能力や「人」との関係が大切であることを述べていました。

学生は、観光が多くの人の関わりで地域の課題を解決するために役立つ期待される産業であることに興味関心を高めました。