文化情報学科・情報デザイン学科:刀剣の奥深い世界に触れる──徳川美術館で文化財の魅力を体感

お知らせ

文化財は「見る」だけでなく、「感じる」「考える」ことで価値を深めていく——。学生たちが刀剣と向き合い、本物に触れることで歴史や情報の奥行きを学びました。
 
5月30日(金)と6月20日(金)、文化情報学科(現:情報デザイン学科)の授業「展開演習2」(担当:見田隆鑑准教授)にて、名古屋市東区の徳川美術館を訪れ、刀剣に関する体験学習と特別展の見学を行いました。
 
5月30日は、同館の並木昌史先生・加藤啓子先生のご指導のもと、刀剣の歴史や種類、見どころについてのレクチャーを受け、模造刀を実際に手に取りながら刀の構造や扱い方を学びました。さらに、現役の学芸員の業務を見学することで、文化財の裏側にある仕事や視点にも触れる貴重な機会となりました。
 
この学びを踏まえて6月20日には、特別展「時をかける名刀」を見学。人気コンテンツ「刀剣乱舞ONLINE」とのコラボ展示ということもあり、平日午前中にもかかわらず多くの来館者でにぎわう会場で、文化財と大衆文化が交わる空間を体感しました。
 
文化情報学科では、こうした現地での観察・体験を重視し、文化財の意味や価値を自らの視点で捉える学びを重視しています。2025年度から新設された情報デザイン学科においても、「美術史演習」などを通じて、文化財の保存・活用と情報・デザインを結びつけた教育を展開していきます。
 
なお、本学は「徳川美術館大学メンバーシップ」制度に加盟しており、学生は学生証の提示により、年間を通して何度でも無料で入館することが可能です。今回の特別展をはじめ、足を運び、文化財と向き合う環境が整っています。