現代マネジメント学科:名古屋証券取引所の特別講義を開催しました

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5月19日(月)、現代マネジメント学科の専門教育科目「金融入門」(担当:植林茂教授)において、株式会社名古屋証券取引所(名古屋市中区)総務グループ課長の岡本真由子氏を講師に迎え、特別講義を実施しました。

証券取引所は、有価証券の売買を行うための流通市場を開設・運営しています。投資家が安心して取引を行えるよう公正性を確保するとともに、上場企業、証券会社、投資家に対して、様々なサービス・サポートを提供しています。名古屋証券取引所は日本に4つしかない証券取引所の1つであり、前身の名古屋株式取引所から数えると約140年の歴史があります。

今回の講義では、前半に株式会社と上場の仕組み、後半に証券取引所の役割や株式の売買注文の流れについて説明を受けました。
現在、株式の売買は個人もインターネットで簡単に行うことができますが、昭和時代の全面コンピュータ化前の取引では、実際に立会場に証券マンが集まり数字や銘柄を表すハンドサインでやり取りしていたことが紹介されました。また2009年まで使われていた、紙に印刷された「株券」の見本も見ることができ、学生たちは光に当てて透かしが入っている様子を確認していました。

講座の最後には株価がどのように決まるのか、売り注文・買い注文の件数から約定価格を求める計算にもチャレンジしました。学生の中にはNISAで投資に挑戦している人もおり、知識を深める貴重な機会となりました。