現代マネジメント学科:南ゼミ、東京エレクトロン株式会社に就活イベント企画を提案

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現代マネジメント学科南ゼミの学生は、2024年10月より東京エレクトロン株式会社とのPBL(企業との課題解決型プロジェクトによる学習)を開始。同社からは、理系の女子学生の新卒採用数を増やすべく、学生視点での就活プロモーション企画を提言するという課題の提案がありました。
 
南ゼミは、3チームに分かれて各テーマに取り組み、ヒアリング調査、デスクリサーチ、ネットアンケート等を実施、分析を重ね、2025年3月30日(日)に東京エレクトロン株式会社軽井沢研修所会議室にて研究報告に基づく提言を行いました。同社人事課からは実際に新卒人事に関わる担当者を含めた3名の参加があり、質疑応答、講評のセッションがありました。
 
報告1番目のチームは、「東京エレクトロンの女性採用について」のテーマに取り組み、ウェブなど二次情報で、他社事例をサーチした結果に基づき、ダイバーシティの観点から女性採用を増加させるべきであること、文系の女子学生でデータサイエンス教育を受けた学生を積極的に採用すること、屋外看板広告によるコミュニケーション戦略を採ることを提言しました。
 
2番目のチームは「理系学生の生活実態に迫る」というテーマに取り組み、全国の300名の理系学生を対象とするネットアンケート調査に基づき、理系学生の生活時間の実態や、対象となった19歳から29歳の回答者の年齢による、企業選択の相違について結果発表をしました。
 
3番目のチームは、「就職活動におけるSNS、インフルエンサーの活用について」のテーマについて、先のチームと同じアンケート調査結果に基づき、就職活動におけるSNS利用実態、インフルエンサーからの影響、それらの男女差について研究報告を行いました。さらに女子学生に影響をあたえ得るインフルエンサーの起用やSNS動画利用等を提言しました。またクロス集計結果をもとに、就職活動ステージにより、SNS、インフルエンサーからのプラス、マイナスの影響度が異なることも示唆しました。
 
東京エレクトロン株式会社からは、学生が様々な調査を実施することにより十分な準備を行い、その上でプレゼン内容を組み立てて提言を行っていることの評価がありました。また屋外看板広告や、SNS動画利用など具体的な提言について関心を示され、学生との活発なディスカッションが行われました。参加学生にとっては就職活動という身近なテーマに取り組むことで、ゼミのテーマであるマーケティング・コミュニケーションの学習を深めることができ、何よりも実際に企業に提言を行う貴重な機会となりました。