生活環境デザイン学科:半田市の多機能拠点「コココリン」で使用する屋外ベンチを、子どもたちと一緒に制作しました

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生活環境デザイン学科の井澤研究室と竹田研究室に所属する3年生が、半田市の「コココリン(半田市創造・連携・実践センター)」で使用する屋外ベンチを子どもたちと一緒に制作しました。
 
「コココリン」は、半田市の玄関口となる中心市街地エリアに生まれた「つどう つながるうみだす」をテーマにしたまちづくりのための多機能拠点です。建物が取り囲む中央の交流スペースで使用するベンチについて、学生らは昨年の夏から子どもたちとともに制作する題材を検討してきました。
 
最終的に題材として採用されたのは、竹田研究室の安達涼乃さん、寺澤知慧さん、吉井芙美さんの作品「十人十色の長椅子」です。「十人十色の長椅子」は、「コココリン」のもつ直線的なデザインをイメージして企画。豊川市のDIY&FAB GIFTのご協力で部材加工を準備し、奥行きの異なる門型のパーツを好きなように組み合わせることで、作る人によって形が異なるベンチにしました。
当日は、学生サポートのもと、10名ほどの子どもたちと保護者が協力して、複数のパーツを電動ドライバーで固定。その後はガイドとなる櫛状のパーツに、好きなように部材をはめ込むと、あっという間にベンチが完成しました。
 
学生らは、関係者と打ち合わせを重ね、子どもでも制作可能なワークショップの方法や、屋外使用に耐えうる耐久性の確保など検討を重ねてきました。苦労してデザインしてきたものがカタチとなり、参加した子どもたちのみならず、学生にとっても達成感のある取り組みとなりました。
 
専門性を発揮しながら、子どもたちと作り上げたベンチが、地域のみなさんに長く愛用されることを願います。