生活環境デザイン学科:阿部准教授が耐震補強の大切さを学ぶ地域活性化に向けたイベント「東栄町の未来をつくるキッズワークショップ」を企画運営しました

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 生活環境デザイン学科 阿部順子准教授が、愛知県北設楽郡東栄町の「東栄町体験交流館 のき山学校」の建築基準法・消防法の法適合と耐震改修工事に建築コンサルタントとして参画しています。その一環で、1月15日(水)に、地元小学生とのワークショップを企画、運営協力しました。
 
「東栄町体験交流館 のき山学校」は、2010年に閉校した旧東栄町立東部小学校を利活用し、地域内外住民の交流促進とともに観光の振興および集落の活性化を図る目的で生まれ変わった木造2階建ての山里の学校です。館内には東栄町図書室「のき山文庫」、「Cafeのっきぃ」などの施設を備えており、県外からも多くの人が訪れる観光スポットとなっています。
 
阿部准教授は2021年より「のき山学校」の利活用計画策定に取り組んでおり、同研究室の学生たちも加わり、地域活性化のための広報や町民の方への理解促進などに取り組んでいます。今回の耐震改修では、名古屋工業大学大学院の井戸田秀樹教授が考案した外壁にスチールのブレース(すじかい)を設置する工法が採用。耐震改修では、ブレースを設置するだけでなく、東栄町ならではの個性的な景観づくりにまちの将来を担う子ども達に関わってもらうために、地元小学生たちが考えたデザインでブレースを塗装する計画です。
 
イベントでは、まず、井戸田教授が小学生たちに今回実施する工法の内容を説明。続いて、参加した地元の5年生の児童たちがブレース塗装のコンセプト案をグループに分かれて話し合いました。児童たちは、どうしたら東栄町らしさを表現できるか、事前に考えてきた案を説明し合い、より伝わりやすくするにはどうしたらよいか考え、イベントでは東栄町の山や川、星空、そして花祭などをイメージした5つのコンセプト案が完成しました。今後、Caféのっきぃにコンセプト案が掲示され、投票により決定後、2月9日(日)に、塗装が行われる予定です。