現代マネジメント学科:日本の財政に関する特別講義を実施

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12月6日(金)、「財政政策論」(担当:前田出准教授)において、財務省主計局調査課課長補佐の丹羽啓介氏を講師にお招きし、「日本の財政の現状と課題 ~国際比較の観点/予算編成の現場~」と題して特別講義を行いました。

講義では、はじめに財務省職員のキャリアパスについて紹介があった後、国の債務残高や財政規律について諸外国との比較の観点から説明がされました。続いて、財務省主計局での業務を遂行する上での考え方や実際の予算査定プロセスについて、講師の実務経験をもとに解説がありました。

 

最後に設けた質問コーナーでは、日本の長期債務などについて学生からいくつもの質問が出されたのに加え、講義の終了後も講師と個別の質疑応答がされるなど、学生の関心の高さが見てとれました。

 

受講した学生からは、「財務省の仕事が国の経済を支える大切な仕事であることがよくわかった」、「日本の財政状況は簡単には解決できない課題があることを再認識した」、「財務省と聞くと堅苦しく大変そうだというイメージが強かったがそうではない部分も垣間見えて面白かった」といった感想が聞かれました。

 

丹羽氏は、受講生に対し「就職したらいろいろな仕事を楽しんでやってほしい。10年後、20年後、さらにその先どう働くのかを見据えて働いていくといい」とアドバイスを送りました。