情報デザイン学科・文化情報学科:ICTによる観光案内システムの構築と実証実験を行いました

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11月2日(土)~4日(月)、情報デザイン学科・文化情報学科の向直人准教授と福安真奈講師の両研究室が、旧豊田佐助邸(名古屋市東区)でICTを活用した観光案内の実証実験を行いました。
 
これは、名古屋市のNPO法人東区文化のみちガイドボランティアと共同で研究を進め、デジタル技術を使った観光案内システムの構築と現場での活用を目的としています。
 
イベントでは、向研究室の学生が旧豊田佐助邸に関する内容に答えたり、クイズを出したりする観光AIガイドを展示しました。ガイドボランティアが公開している旧豊田佐助邸に関するデータを活用し、AIに学習させることで旧豊田佐助邸に関する情報をより正確に答えられるよう工夫しました。
 
福安研究室の学生は、ガイドボランティアの方が作成した内容をもとに、日本語・英語・中国語に対応した旧豊田佐助邸の館内ガイドを作成。館内のマップにQRコードを配置したガイドを配布し、実際に観光客の方に聞いていただきました。40名ほどから意見を得ることができ、今後はガイドの音声の更新の手法をまとめ、デザインの変更などに取り組む予定です。
 
また、同日には、旧豊田佐助邸内で謎解きイベントを開催。シャープ株式会社開発の人型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を利用し、ロボホンが謎解きの参加者にヒントを出せるよう、決められたワードに対してヒントに関する歌を歌うプログラムを学生が作成しました。