だしのプロから学ぶ「うま味の魅力」

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10月28日(月)・29日(火)、椙山女学園高等学校にて、高校3年生の選択科目「食物」履修者133名を対象に、「だしの違い」を学ぶ授業を行いました。椙山女学園高等学校では調理実習をする際、和食献立の場合には天然のだしを使うことを基本とし、本物の味に触れる機会を設けています。今回は、創業160年を越える老舗のかつお節関連製品メーカーである有限会社節辰商店の安達秀子工場長を講師に迎え、だしの魅力について学ぶことを目的に開催しました。
調理実習では、昆布と鰹削り節でだしをとり、そのだしを使って、だし巻き卵と雑煮作りを行いました。天然のだしに含まれる第5の味覚である「うま味」を頭と舌で感じながら、だしがらも佃煮にして食材を余すことなくいただきました。
続いて、だしについての講義では、だしの味比べチャレンジを行い、化学調味料のグルタミン酸ナトリウムで作った昆布だしと、本物の昆布からとった昆布だしの飲み比べをしました。飲み比べることで、本物のだしのおいしさを再確認できたようです。また、かつおを節にした「鰹節」を削る体験もでき、まさに本物に触れる貴重な機会となりました。