現代マネジメント学科:公共政策フィールドワークを静岡市葵区で実施
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9月13日(金)と14日(土)、現代マネジメント学部の学生34名と教員(柴由花教授、西田敏宏准教授、仲尾育哉准教授、高東柱講師)が、静岡市葵区の中山間地域と中心市街地にて、フィールドワークを行いました。このフィールドワークは、地域の歴史・文化・産業などを学びながら、地域社会の将来を考え、政策提言を行うことを目的としています。
最初に、静岡市の中山間地域・水見色に赴き、高級家具の工房(すまうと)、古民家カフェ(かつやま製茶)、畜産農家(勝山畜産)にてワークショップを行い、「水見色きらく市」にて、こんにゃく作りを体験しました。学生達は、地域の方が、地域課題に向き合い、新たな事業に取り組んでいることをよく理解することができました。
次に、静岡市の中心市街地の老舗企業など(八幡屋、ますたけ、小山園、政豊、すまうと)を訪れ、チームに分かれインタビューを実施しました。学生からは、「時代の流れによって、商店街内の店舗が変化していく様子が分かった」「商店街の歴史から呉服町という地域を見つめることができた上、卸の段階から販売方法、経営方法など、大学で学んできた内容と重ね、考えを深めることができた」との感想が聞かれました。
さらに、クーポール会館にて「地域活性化交流会」を開催。学生が中山間地域や商店街の活性化案についてプレゼンを行いました。プレゼンに先立ち、青木郁氏(袋井市副市長)より静岡県や袋井市の地域課題について説明を受け、経済産業部農地局農地保全課・高橋真優氏から静岡県の中山間地支援施策について伺い、勝山實氏から水見色の現況について説明を受けました。また、商工会議所・松浦高之常務理事、I LOVEしずおか協議会・沼田千晴会長が、商業に関する講演を行いました。学生からは「地域課題に向き合い、新しいことに取り組んでいることがよく理解できた」、「地域を良くするためには、政治に関心を持ち、投票に行くことも必要」といった感想が聞かれました。
翌日は、地域活性化の実践として、呉六名店街などの協力を得て「防災 SDGs すごろく」「高速道路の交通安全セミナー」を開催しました。同時に、「おまちDE遊び場」にて水見色のお茶やパンフレットの配布を通じた地域の紹介を行いました。また、中日本高速道路株式会社の協力を得て、高速道路の交通安全啓発パンフレット・グッズを配布し、交通安全の注意喚起も行いました。さらに、地域活性化のために、磯谷大樹氏・金子渚氏によるミニ・オペラコンサートを開催。県外から参加した方もいらっしゃいました。学生からは、「防災や交通安全について知るだけでなく、オペラやピアノを間近で聴くことで心が安らぐ。多くの方に参加してもらいたい」との意見が聞かれました。

