看護学科:ボランティアの学生が、性感染症防止の啓発活動に向けて、産婦人科医から性感染症防止の大切さを学びました

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8月1日(木)、不妊治療を専門とする、まるたARTクリニックの院長で産婦人科医の丸田英氏を招き、看護学部のボランティアの学生が性感染症防止の啓発活動に向けた事前学習を行いました。
 
これは、千種区保健センターとの協働で、看護学部のボランティア学生が、性感染症の防止に関する正しい知識を身に付け、10月に行われる大学祭で来場者に向けて実際に啓発活動を行うことを目的としています。
 
丸田氏は、不妊治療を受ける患者数の増加や、晩婚化やライフスタイルの多様化により、卵子凍結を選択する女性が増えていることなどを紹介。また、妊娠する力を意味する「妊孕性」にはリミットがあることや、若い世代の女性やパートナーが、将来の妊娠や体の変化に備えて健康に向き合うための「プレコンセプションケア」など、若者を対象としたアンケート結果も交えながら、妊娠や出産を取りまく現状やキーワードを伝えました。
 
また、性感染症を防止する上で大切となる避妊は、単に望まない妊娠を防ぐためだけでなく、自分と相手の人生を守る術でもあると話し、近年の梅毒患者の急増など、身近に迫る性感染症の実態を伝えました。
 
最後に、丸田氏は、望むタイミングで納得して人生を選択できるように、若いうちから自身の体を労ることが大切だと話しました。
 
そして、特に看護職を志す学生は、同世代の人々に対して正しい知識を持って啓発できる存在になってほしいとメッセージを送りました。
 
今後、学生は大学祭で性感染症防止の啓発活動を行い、今回の事前学習で得た知識をもとに自らの言葉で発信します。