管理栄養学科・生活環境デザイン学科:中高生対象の理系実験講座を開講
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生活科学部が、中高生を対象に理系実験講座を開講しました。この講座は、実際に大学で大学生が取り組む実験を体験してもらい、実験の面白さを体感してもらうことを目的に実施しています。
8月5日(月)は、管理栄養学科の生化学研究室(担当:本山昇教授)と食品科学研究室(担当:保田倫子准教授)が実施し、各研究室から石原実礼助手と森下玲衣助手、在学生らが実験のサポートを行いました。8月6日(火)には、生活環境デザイン学科のアパレル染色・整理学研究室(担当:解野誠司教授)が実施し、学部全体で理系実験を体験する機会となりました。
参加した中高生らは、普段学校とは違う実験内容や実験器具に触れ、専門的な学びを知る機会となったようです。また、サポート役を務めた学生らも、大学での専門性や経験を生かした貴重な時間となりました。
生化学研究室:PCR実験講座
管理栄養学科の2年生が実際に取り組む実験で、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)を用いて、アルコール感受性や肥満になりやすさに関わる遺伝子について調べました。口腔内から採取した細胞よりDNAを抽出し、解析を体験。電気泳動写真に基づき、いずれの遺伝子タイプを有するか判定しました。また、リアルタイムPCRを用いて遺伝子タイプの決定も行いました。
食品科学研究室:食品学実験講座
管理栄養学科の1年生が取り組む実験で、市販の野菜ジュースから脂溶性色素の抽出と検出を体験しました。ヘキサンと野菜ジュースを混合してヘキサンに溶け出る成分を抽出して分離。ロータリーエバポレーター(回転式蒸発装置)を用いるなど、さまざまな工程を経て油に溶けやすい成分を取り出し、薄層クロマトグラフィーで検出しました。
アパレル染色・整理学研究室:天然色素染色学実験講座
生活環境デザイン学科の2年生の授業や卒業研究で実施された実験で、天然色素の抽出を行い、繊維材料へ染色を行い、染色性や発色性を考察しました。今回は、焙煎方法が異なるコーヒーを使用。媒染液に、チタン・鉄・アルミをそれぞれ加えて、色の変化の特徴を実験しました。