現代マネジメント学科:水野ゼミが知多半島でのダークツーリズムのための戦争遺構の現地調査を行いました

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7月13日(土)、現代マネジメント学科の水野英雄准教授のゼミの3年生が、戦争の遺構をダークツーリズムに活用するための現地調査を行いました。
観光経済学を学ぶ水野ゼミでは、2022年に沖縄県読谷村で、2023年には愛知県内でのダークツーリズムをテーマに研究を行い、他の観光資源と合わせることで暗い、重苦しいだけではない旅にする「明るいダークツーリズム」を提案し、『観光まちづくりアワード』(主催:愛知県)で奨励賞、『学生がつくる愛知県の着地型旅行プランコンテスト』(主催:一般社団法人全国旅行業協会)で優秀賞を受賞しました。今年度は知多半島を紹介するために、他学部からも興味のある学生が参加して、合わせて7名で実施しています。

現地調査では、太平洋戦争末期に大規模な空襲をうけた半田市にある旧中島飛行機半田製作所や滑走路跡の広大な敷地や、その倉庫となっていてアメリカ軍の戦闘機による銃撃跡が残る半田赤レンガ建物、南知多では河和海軍航空隊遺構や軍人像群などを巡り、身近なところでも戦争に関連がある施設があり、被害があったことを体感しました。

今後は、8月11日(日)に半田市福祉文化会館(瀧上工業雁宿ホール)で開催される『第3回オール知多ピースフェスティバル』において、愛知県内のダークツーリズムについて発表します。単に「可哀想、悲惨」ではなく、戦争を起こさないためには「何をすべきか」を具体的に考えさせる平和教育にするために、グループワークを行うことなどを検討しています。