管理栄養学科公衆栄養学研究室による「ロコモティブシンドローム」特別授業

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6月10日(月)・11日(火)、山添キャンパスの椙山女学園高校において、トータルライフデザインセンター食と健康ユニットの及川佐枝子ユニット長(生活科学部管理栄養学科准教授)と管理栄養学科公衆栄養学研究室(以下、「研究室」)の学生が、椙山女学園高校3年生の選択科目「食物」で、特別授業を行いました。

この取り組みは、若い女性にもみられるロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防に役立ててもらうことを目的に、講義とロコモ度の測定を合わせた授業として平成28年度から継続して行っています。

講義では及川ユニット長が「食生活と健康」をテーマに、生活習慣病とその予防、若い女性の「やせ」や無理なダイエットによる問題などを取り上げて説明し、「将来、健康で過ごせるかどうかは、若い頃からの食生活が大切。」と呼びかけました。

ロコモ度の測定では、研究室の学生が生徒たちに、下肢筋力を調べる「立ち上がりテスト」、歩幅を調べる「2ステップテスト」、InBodyでの体組成測定、骨密度測定を実施しました。研究室では、今回の測定結果を検証し、今後、生徒たちに向けて結果報告と若年女性における身体状況やロコモティブシンドロームと食生活の実態についての講義を行う予定です。生徒たちは、講義と実際の測定を行うことにより、身体状況や食生活について見直す機会となったようです。