文化情報学部:地域のニーズにあわせた司書業務を学ぶ

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11月6日(月)、「図書館概論」(担当:福永智子教授)の授業において、本学の卒業生で名古屋市鶴舞図書館館長の大沢純子氏を招き特別授業を行いました。
 
はじめに100周年を迎えた名古屋市図書館について、入館料や手洗い場のあった開館当初の姿から、現代の電子書籍サービスや座席予約システムまで紹介されました。次に、名古屋市の司書採用試験や入職後のキャリア形成について伺いました。
特に館長職に就かれてからの事業として、名古屋市独自の「なごやほんでキフ倶楽部」「学習支援図書セット貸出」など学校連携の取り組みについて詳しくお話しいただきました。
 
大沢氏は「司書の一人一人がさまざまな個性や得意分野を持っています。職場では、その特性を受け止め、活躍する場を作っていきますので、誰もがやりがいを感じられる」と司書を目指す学生へメッセージを送りました。
 
受講した学生からは「自治体職員として図書館で働くには、司書枠採用だけでなく、まず自治体に入り司書資格があると後々図書館で働くこともできると分かった」「できないことより、できることをアピールした方がいいという言葉が心に響いた」との声がありました。