大学IR実践事例講演会を開催しました

お知らせ

9月7日(木)、茨城大学教授の嶌田敏行氏を講師に迎え、「大学IR実践事例研修会」をオンラインで開催しました。「IRを活用して教育の内部質保証を進めよう」と題して、嶌田氏が茨城大学での取り組みや日本とアメリカの比較、内部質保証の理想と現実のギャップなど具体例を交えて説明しました。
 
嶌田氏は、IRデータは内部質保証を担保して実質化に寄与するものであるとし、現場が自律的に改善を続けるために、現場の教員が目標を共有しつつ、データに基づく議論を重ねて課題解決力を高める必要性を説明しました。
また、教育目的を達成し、その向上のための継続的、組織的な改善の仕組みを大学として整備する教学マネジメントは、今後の学生獲得に必要な要素となり得ると解説。今後のIRの活用と教育の内部質保証推進に向けた取り組みにとって大変有意義な講演となりました。
 
本学では、平成24年度に事務局各部署の職員で構成される企画広報部IR室を、平成26年度に大学の教育研究および大学運営に関する情報収集・管理、分析、提案を行う教職協働の組織である大学IR室を設置し、IR活動を行ってきました。今回の研修を通じて、大学全体を幅広い視点で捉えることができる教職員を増やすとともに、大学経営に資するIR機能を高めながら教育の内部質保証を進め、本学の教育研究活動の改善・向上に取り組んでいきます。