学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

学部・学科名 方針内容
文化情報学部

文化情報学部は、人文・社会科学の領域を中心として、文化及び情報に関する専門の学術を修得し、情報化と国際化の時代に対応できる人材を養成することを目的としており、次のような学士力を有する人に学位を授与します。

  1. 文化や社会、人間への関心、情報とメディアについての広く学際的な知識
  2. 自国の文化を理解するとともに異文化を理解し、的確にコミュニケーションできる力
  3. 多様な文化が共生する社会における現代的課題を論じ、適切な判断と対応ができる力
  4. 情報化と国際化が進む中で、それを踏まえて自らの課題解決に積極的に取り組むことができる力
  5. 高度情報化社会の進展に貢献できる人材に必要な情報を的確に分析・活用し、発信することができる力
  6. 21世紀を生きる人間としてふさわしい豊かな人間性
文化情報学科

文化情報学科は、文化及び情報に関する専門の学術を修得し、情報を的確に分析・活用し、発信することができる能力と、異文化を理解し、多様な文化が共生する社会の中で的確にコミュニケーションできる能力を兼ね備え、積極的かつ主体的に自己表現できる人材を養成することを目的としており、次のような学士力を有する人に学位を授与します。

  1. 有形・無形の文化や文化財など、文化の具体的な諸相やアーカイブについて理解し、文化を使いこなす力
  2. 日本やアジアの社会及び地域文化を理解し、多文化共生社会において必要な教養と知識
  3. 社会や人のネットワークの理解を軸に、企業・行政・地域コミュニティでの仕事や生活について理解し、社会に貢献できる見識と知識
  4. 情報通信ネットワークの基礎となる手段や仕組みを理解し、人や社会との豊かな関係を構築する情報デザイン力とそれを活用する力
メディア情報学科

メディア情報学科は、メディア及び情報に関する専門の学術を修得し、メディアと情報が人間・社会・文化に及ぼす影響を理解できる能力、またメディアを通じて伝達される情報を的確に選択、分析、論評し、活用できる能力を持ち、それを通して現代の情報社会における様々な問題を解決できる人材の養成を目的としており、次のような学士力を有する人に学位を授与します。

  1. メディアの発達が社会に与える影響や現代の情報社会を的確に考察できる力と人間の社会行動を科学的に分析できる力
  2. メディアを通じて伝えられる情報の価値を正しく評価できる力と人間のコミュニケーション行動を科学的に分析できる力
  3. メディアと文化の関係性、その歴史的展開や現代社会における位置づけを批評的に考察できる力
  4. 現代のメディアを駆使して新しいコミュニケーションのあり方をデザインし評価できる力

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

学部・学科名 方針内容
文化情報学部

文化情報学部は、本学の教育理念「人間になろう」及び「椙山女学園大学の目的」「文化情報学部の目的」を実現するために、「学位授与の方針」に基づいて組織的、体系的にカリキュラムを編成します。全学共通科目、教養教育科目、専門教育科目を配置し、教養教育科目と専門教育科目の連携及び適切なバランスに配慮します。

  1. 教養教育科目は全学と共通の枠組みのもと、人文、社会、自然、言語や情報、健康・スポーツに関する科目をバランスよく配置し、幅の広い教養を身に付けさせます。
  2. 専門教育科目は「基礎教育科目」、「基幹科目」、「展開科目」、「関連科目」、「卒業研究」に分け、専門教育の基礎的な内容から、より発展した内容までバランスよく配置します。専門教育では、「文化情報学科」及び「メディア情報学科」の2学科に沿って系統的に修得できる科目を配置します。
  3. 「基礎教育科目」には、社会人として必要な技能と日本語能力の修得を目指す「日本語・ソシオスキルズ」科目群、情報活用能力を育成する「情報リテラシー」に関する科目群、国際化の時代に役立つ「外国語」に関する科目群を配し、情報化と国際化の時代に対応できる基礎的能力の育成を図ります。
  4. 「基幹科目」は、両学科の基幹をなすものであり、学科に分けて科目を配置し、両学科の基幹となる知識の修得を目指します。
  5. 「展開科目」には、両学科に関する内容をより発展させた科目を配置し、より広く、深い専門的知識の修得を目指します。
  6. 「関連科目」には、他学科の専門科目であるが、それぞれの学科がより深い知識と教養を身に付けるために必要な科目を配置し、より幅広い専門と教養の修得を目指します。
文化情報学科

文化情報学科は、文化情報学科の目的・学位授与の方針を実現するために、次のような方針のもとにカリキュラムの編成を行います。

  1. 現代に求められる情報力の養成と幅広い教養を育成するためのカリキュラム編成を行います。
  2. 文化情報学科の理念を実現するために、「文化・アーカイブス」、「アジア・地域・ツーリズム」、「社会ネットワーク」及び「情報・コンピューティング」の4つの学びの領域を設け、文化から情報まで幅広く総合的に学べるカリキュラムとします。
  3. 学生一人ひとりの学びをサポートするカリキュラム編成と多様な演習科目を配置します。
  4. 卒業後の進路を見据えた職業的・社会的自立のためのキャリア教育を実践します。
メディア情報学科

メディア情報学科は、メディア情報学科の目的・学位授与の方針を実現するために、次のような方針のもとにカリキュラムの編成を行います。

  1. メディアと情報について、大きく“社会とメディア”、“文化とメディア”という2つの領域からアプローチしていきます。
  2. “社会とメディア”には「メディア社会」と「メディアコミュニケーション」、“文化とメディア”には「メディア文化」と「メディアデザイン」として2つずつ、計4つの小領域を設け、広く社会や文化状況と関わる教養と批評力、メディアリテラシー、情報分析力、情報発信に必要とされる情報デザインの知識と制作力を身につけることを目標に設定します。
  3. 各領域とも、基礎となる学術分野の理論とともに、その方法論や情報表現の制作手法に関しても一体的に学修できる科目構成となっています。
  4. 学生各自の興味・関心、卒業後の進路に応じて、柔軟に単位を取得できるしくみを採用しています。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

学部・学科名 方針内容
文化情報学部

文化情報学部では、本学の教育理念「人間になろう」についての深い関心のもと、大学教育を受けるための基礎学力を有し、高度に進展しつつある情報化と国際化の社会状況の中で、文化に関心を持ち、社会の発展に貢献しようという意欲のある人を受け入れます。具体的には、次のような人を求めます。

  1. 人間や社会、文化に関わる様々な事柄に対して関心を持ち、広く学際的な知識を修得したいと考える人
  2. 人間や社会、文化に関わる事柄を論理的、科学的に分析・考察し、自分の意見を持ち、表現する能力を修得したいと考える人
  3. 自国の文化と異文化への理解に関心を持ち、異文化とのコミュニケーションをはかれる教養と能力を修得したいと考える人
  4. 外国語の能力や情報関連の知識と技能を活用して社会で活かしたいと考える人
  5. 社会人としてふさわしい知識と教養を持ち、21世紀に生きる人間として必要な基礎的能力、対人関係能力を修得したいと考える人
  6. 大学教育を受けるための基礎的な学力を有している人
文化情報学科

文化情報学科では、文化や社会、人間に関するさまざまな事象に関心を持ちながら、情報の視点から人間と社会や文化との新しい豊かな関係を築くことで、社会に貢献したいと考える学生を求めています。
情報化が急激に進む現代社会を生きるには、情報を自在に活用できる力を身に付け、幅広い知識と豊かな教養や感性、そして、それらを表現する能力が必要となります。そのため、本学科では、「文化・アーカイブス」「アジア・地域・ツーリズム」「社会・ネットワーク」「情報・コンピューティング」の4つの領域を総合的に学ぶとともに、時間をかけて興味関心を絞り込みながら、情報社会を支える情報通信ネットワークの基礎となる手段や方法の科学的理解に基づいた考え方を修得することができます。
これらの学びを有意義なものにするには、高等学校での基礎的な学力とコミュニケーション能力に加え、様々な課題の解決に適用できる論理的な思考力・判断力・表現力等を身に付け、知的な好奇心と将来への夢を持つとともに、自らの興味・関心から文理の枠にとらわれることなく幅広く学び、その過程で生じる諸問題に対し、主体的に多様な人々と協働で取り組む姿勢を持っていることが望まれます。

メディア情報学科

メディア情報学科では、メディアを通じて伝えられる情報を的確に選択、分析、論評し、それらを活用できる能力、また、急速に拡大する情報化社会が抱える様々な問題や課題に対処できる能力の養成を目標としています。広くメディアと情報に関心を持ち、メディアと情報が人間・社会・文化に及ぼす影響について学びたい人を受け入れます。
本学科での学修を達成するためには、高等学校では「国語」「数学」「英語」といった基礎的な科目の学習を中心にして、文系・理系を問わず、自身が関心を持つ内容に自ら積極的に取り組んだ経験があることが望まれます。