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「賛否両論」店主の笠原将弘氏による食育授業「味噌汁づくり」を行いました

「賛否両論」店主の笠原将弘氏による食育授業「味噌汁づくり」を行いました

2022.12.05

 12月1日(木)、5年生の児童を対象に「和食給食応援団」による食育授業「味噌汁づくり」を行いました。
 これは、日本中の児童生徒に和食文化の素晴らしさを伝えたいと、2014年に日本料理の若手旗手によって結成された「和食給食応援団」による食育授業で、本校では2019年から継続して実施しています。
 今回は、「和食給食応援団」の立て役者である日本料理 賛否両論店主の笠原将弘氏、名古屋料理長の丹下陽介氏、遠藤大輝氏を講師にお迎えし、丁寧に出汁を取る本格的な味噌汁のつくり方を教わりました。
 笠原氏の実演を見て学んだあと、児童たちは班に分かれて実際に自分たちで味噌汁づくりに挑戦しました。
 まず、昆布と鰹節を水に入れて沸騰させ、火を弱めて5分ほど加熱。それをザルにあげて昆布と鰹節を絞り、うま味を余すことなく抽出して黄金色の出汁を作りました。
 次に、その出汁を使って味噌汁コンテストを行いました。用意された3種類の味噌(赤、あわせ、白)の味見をして班ごとに相談しながら味噌をブレンド。思い思いの味噌汁に仕上げ、完成すると笠原氏の愛称である「マスター」という呼び方で笠原氏に声をかけ、味噌汁を試食していただきました。「美味しいね、これは赤味噌が多めだね」など笠原氏の感想を聞き、児童たちは嬉しそうな表情を浮かべていました。
 最後に、賛否両論で提供されている焼いた鯛の骨で出汁を取ったお味噌汁が振舞われると、児童は「コクがある!」「魚介の味がしておいしい!」と喜んでお代わりをしていました。
 出汁の取り方のほかに、うま味成分は日本人が発見したことや味噌に地域性があること、そして、チーズやトマトを入れた味噌汁のアレンジレシピも教わり、児童たちは家でも味噌汁づくりに挑戦したいと意欲を見せていました。
 今回の味噌汁づくりを通して、食に丁寧に向き合う姿勢を学ぶとともに、日本の伝統的な食文化である和食に関心を持つきっかけが得られたようです。