ぶどう組で4月から育てていたカブトムシの幼虫がさなぎになり、成虫へと成長しました。幼虫が土の中で眠っている時から毎日のように「かぶちゃん、きょうもげんきかな?」「どこにいるの?」と保育者と一緒に探したり観察したりしていました。





カブトムシの成虫は見たことがあっても、幼虫を見る機会が少ない子どもたちは興味津々のようで、時折体をクネクネさせる姿を見ると「うごいたね!」との声もありました。7月、ついにさなぎの皮を脱ぎました!「かぶちゃんが、土の中から出てきたよ」と子どもたちに伝えると「うわっ、ほんとだ!」「みせて、みせて」とカブトムシのカゴの周りに集まり、嬉しそうにしていました。また、カブトムシがひっくり返る姿を見て「ひっくりかえったね、だいじょうぶかな?」と心配する子もいました。





少し遠くから様子を伺っている子もいますが保育者が「一緒に見に行ってみる?」と声をかけ、カゴのフタを開けてみると覗いて観察をしています。また、「さわってもいい?」と得意げに触ってみる子もいて、「あははは!」と笑いながら大興奮です。「どんな感じだった?」「硬いかな?ツルツルしているかな?」と聞いてみると「ん~、ふわっとしたよ」「かたかったよ」「ざらっとした」など様々な感想を教えてくれていました。「ぜりーあげないとね」「かぶちゃん、みたい」と子どもたちから声があがることもあり優しく触れたり、霧吹きを用意すると保育者と一緒に持ちながら数回ふりかけたりと期待感を持って大事にお世話してくれています。子どもたちへの好奇心や探求心を刺激し、生き物への愛情を育む経験となります。小さな生き物の命や自然への興味を大切に子どもたちの関心を育んでいきたいです。