パズル遊びをじっくり取り組み、細かい手指の操作も挑戦してみようとする姿が増えてきた様子から、手指を使う机上での遊びの充実を図ろうと、保育室に『ペグさし』と『プリズモ』を用意しました。『ペグさし』は、ボードに小さな穴が開いており、その穴に「ペグ」をさして遊ぶ玩具です。『プリズモ』は、三角形のピースを六角形の型に並べて埋めて遊ぶ玩具です。
ペグを小さな穴に入れたり、三角ピースがずれないように並べたりすることは、指先に意識を集中させ、根気強さや集中力が必要ですが、自分が納得するまでじっくり取り組み、「いっぱいできたよ!」と満足気でした。
初めは「とにかくたくさん!」という気持ちで、型やボードが見えなくなるまで埋めていく子どもたち。日々繰り返し楽しむ中で、次第に色や形にも注目して遊ぶようになってきました。ペグや三角ピースは赤・青・黄・緑などの色があります。同じ色でそろえたり、並べたりして色の違いを認識しています。また、「きりん」「にじ」等、並べ方によって何かに見立てたり、「まっすぐになった」と、形を意識したりする姿もあります。
このような手指の操作を伴う遊びを豊かにしていくことで、手指の器用さだけでなく、集中力や想像力、創造性を養います。発達に合った玩具を用意することで、子どもたちの力を伸ばしながら、じっくり取り組む楽しさや面白さを味わってほしいと思います。