秋の心地よさを感じるようになり,園庭に出て遊ぶ機会が増えました。初めて園庭の芝の上に降りた頃は、興味のあるほうに歩いて楽しむ子と共に、感触に慣れず少し不安気な表情を浮かべたり、保育者の傍で様子を窺ったりしている子もいました。次第に毎日遊ぶ園庭が安心できる場所となり、砂場に行ってみたり、見つけた小石や落ち葉を拾ったりする姿が増えました。




園庭の隅には小さな坂があり、ひよこ組の子どもたちにはちょっとした山のようでお気に入りの場所です。保育者が駆け上がると、子どもたちも一生懸命に足に力を入れてバランスを取りながら斜面を歩いてきます。ハイハイの子たちも誘われるように一緒に上がろうとしています。上に着くと嬉しそうに笑って手を振って、高い場所から外の景色を楽しみながら、指差しをして何かあったことを「あっ!あっ!」「ぶー!」と発見を楽しんだり、見つけたことを喃語や片言で伝えたりしています。全身を存分に動かして戸外で遊ぶ心地よさを感じると共に、子どもたちのたくさんの気づきを共に楽しんでいます。

