2012.09.24
19日 9月19日(水本園の卒園児の保護者であり、)動物写真家としてご活躍の小原玲さんに来園していただき、タテゴトアザラシの生態と地球温暖化についての話をその写真とともに、していただきました。
最初に、小原さんがカナダのセントローレンス湾で撮影したタテゴトアザラシの赤ちゃんの写真を見せてもらいました。スクリーンに映し出された真っ白でふわふわのタテゴトアザラシの姿に「かわいい~!」と子どもたちは大喜びでした。タテゴトアザラシが生まれてから2週間で大人になる様子や一日2キロずつ体重が増えていくこと、授乳中のお母さんタテゴトアザラシは何も食べないのでどんどん体重が減っていく、などというお話にどの子もとても驚いていました。そのタテゴトアザラシが育つ環境で地球温暖化により急激に氷が減ってしまって、大人になることができずに命をなくしているということを写真を見せてもらいながら分かりやすく教えていただきました。
質問コーナーでは「なんでアザラシは2週間で大人になるの?」や「なんでアザラシは大人になると毛が抜けてしまうの?」という子どもたちの質問に、1つ1つ丁寧に答えてくださいました。
また小原さんが現地で着用するダウンコートや長靴に触れたり着せてもらったりしましたが、分厚い生地や子どもがすっぽり隠れてしまうほどの大きさに子どもたちはとても驚いていました。
最後に小原さんが話された「みんな自分の好きなものは大切にしますね。だから、是非自然を大好きになってください。」との言葉はとても印象に残りました。子どもたちがこれからもっと自然が好きになり、たくさんかかわっていって、『自然を大切にする心』を持って欲しいなあと思います。
「アザラシかわいい~」 |
真剣に話を聞く子どもたち |
子どもたちが隠れるほどの大きさ! |
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