幼稚園案内

園長挨拶

遊びこむことが学ぶこと—その時期に適した教育を

  • 椙山女学園大学附属幼稚園
    園長 山中 文
幼児期が乳児期に次いで発達のめざましい時期であり、学力や人格の形成において重要な時期であることは、よく知られていることです。

躍動する幼児期の学びとは、どのようなものなのでしょうか。
幼児期の子どもたちは、五感をつかって遊びに取り組み、気づき、試し、考え工夫し、発展させ、そして人とつながっていきます。このような、いくつものまた幾重ものつながりでネットワークを形成していくような学びが、幼児期の特徴的な学びといえるでしょう。それらは、子どもたちが将来にわたって自ら伸びていくための基盤となります。
私たちは、子どもたちが充分に自分の力を発揮することができる環境を整え、それぞれのつぶやきや気づきを見いだしてつなげていくことが使命であると考えています。
 
椙山女学園大学附属幼稚園には、ダイナミックな遊び空間と安らぎの空間を融合させた園舎があります。考え抜かれた教具や環境があり、その中で生き生きと遊ぶ子どもたちがいます。遊びの充実発展に取り組み、日々教育研究に励む教員、支える職員がおります。本園を温かく見守り、ご支援ご協力してくださる保護者の方々に囲まれています。
椙山女学園大学附属幼稚園は、本園の教育を理解し応援してくださるみなさま方のおかげで、2017年に開設75周年を迎えました。私たちは、これからも椙山女学園大学附属幼稚園ならではの教育研究に励んでいく所存です。
山中 文(Yamanaka Aya)プロフィール

関西学院大学大学院教育学研究科にて博士(教育学)取得。新見公立短期大学、高知大学(2012-2016年は高知大学教育学部附属幼稚園長兼務)を経て、2016年より椙山女学園大学教育学部教授、2018年より椙山女学園大学附属幼稚園長を兼務。
環太平洋乳幼児教育学会日本支部会(PECERA Japan)理事。保育Lab (編集チーム)。著書に、『青井みかんと一緒に考える幼児の音楽表現』(大学図書出版/共著)、『音楽科における教育内容論の成立と展開に関する研究 —授業構成の方法との関連を視野に入れて—』(風間書房/単著)などがある。