大学IR実践事例講演会×Tableau講習会を開催

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9月8日(木)、同志社大学社会学部教授 山田礼子氏を講師に迎え、「大学IR実践事例研修会×Tableau講習会」を開催しました。
第1部のオンライン講演会には、教職員66名が参加しました。山田氏が「学修成果の可視化と質保証の関係について」と題し、同志社大学社会学部教育文化学科の取り組みをまじえながら、次のように説明されました。学習の質、授業の質、コースデザインの質がバランスよく組み合わされて学修成果へとつながる。学修成果の可視化は、大学側からだけではなく、学修者である学生本人の方もしっかりと自分で把握することができるようになることが大事である。学修成果評価の目的は、学生をどのように育成していくかの基礎資料となるもので、ベンチマーク、教育改革、エンロールメント・マネジメント戦略資料として利用される。教学マネジメントの確立に必要な情報としての学修成果の可視化は、他のさまざまな内部情報と有機的に連携し、内部質保証の充実へつながるなど、とても興味深く、本学における学修成果の可視化に向けた取り組みに大変有意義な講演となりました。
第2部は、外部講師によるBIプラットフォーム「Tableau」講習会を開催し、教職員12名が参加しました。受講者は、ダウンロードしたサンプルデータを使ったデータ分析に挑戦。統計学やプログラミングの知識・経験が無くても、さまざまなグラフを簡易に作成し、多種多様な分析に活用できることを体験しました。参加者からは「自分の業務でも使ってみたい」と好評でした。
本学では、平成24年度に事務局各部署の職員で構成される企画広報部IR室を、平成26年度に大学の教育研究および大学運営に関する情報収集・管理、分析、提案を行う教職協働の組織である大学IR室を設置し、IR活動を行ってきました。今回の研修を通じて、大学全体を幅広い視点で捉えることができる教職員を増やすとともに、大学経営に資するIR機能を高め教育改善にも繋げていきます。