管理栄養学科×看護学科:AYA世代がん啓発を目的としたレシピコンテスを実施

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11月26日(土)、管理栄養学科と看護学科がコラボし、がんの治療期に適した食支援「外来治療中の患者様が治療を終え帰宅後に作る一皿で家族も喜ぶ簡単レシピ」を実施しました。
このコンテストは、AICHI AYA week2023の一環として、愛知県独自のAYA世代のがん啓発活動と支援を目的としています。
愛知県内の管理栄養士養成校に在学中の学生を対象に公募を行ったところ、45作品の応募があり、そのうち5作品が一次審査を通過。金城学院大学、名古屋女子大学、椙山女学園大学の学生が二次審査に進みました。
今回の二次審査では、がんセンターで勤務する医師や栄養士、患者団体からがん経験者を審査員に迎え、実際の調理や試食も含めた実演での審査が行われました。
学生らは20分の持ち時間を使って調理を行い、完成した料理について、工夫したポイントを審査員にプレゼン。その後、審査員らは試食を行い、食材の大きさ、食べやすさ、作りやすさ、味付けなどの観点で審査を行いました。
厳正な審査の結果、本学管理栄養学科3年の園田芽さんのレシピ「冷やして食べる!かき玉あんかけうどん」が最優秀賞を受賞。食材の匂いをきつく感じる患者さんが多いことを踏まえて冷やしたあんを使用し、のど越しの良いうどんに仕上げました。
審査員からは、何度でも食べたくなる味わいであり、豆腐やほうれん草、卵など、がん患者さんにとって必要な栄養素を含んだ食材を多く使った点が評価されました。
学生らは、がん治療期の患者の食支援について理解を深め、実践的に学ぶことで、食事に対する配慮の必要性やそのポイントを具体的に学ぶことができました。

なお、今回のコンテストは、下記企業に食材提供や協賛をいただき、実施いたしました。

【食材提供】
日東醸造、ヤマサちくわ株式会社、吉田麺業有限会社、カクキュー八丁味噌、三井酢店