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椙山女学園大学 管理栄養学科教授が「生活習慣病予防の食生活」について特別授業を実施

椙山女学園大学 管理栄養学科教授が「生活習慣病予防の食生活」について特別授業を実施

2016.06.02

 5月19日(木)と20日(金)の2日間、高等学校3年生の「食物」の授業で、「生活習慣病予防の食生活」をテーマに大学教授による特別授業が実施されました。
この授業は本校が今年度に指定を受けた文部科学省スーパー食育スクールの取り組みの一環として実施。健康寿命を延ばす食生活の実践を早い段階から考えることを目的に、科学的根拠に基づいた食育の知識を深めるために実施されました。
 講師となったのは椙山女学園大学 管理栄養学科の内藤通孝教授と大木和子教授。内藤通孝教授は、肥満とメタボリックシンドローム(以下、メタボ)の違いやメタボから発生しやすい生活習慣病の予防に有効な有酸素運動や筋肉トレーニングなどの継続、バランスの良い食事をとることで、適正体重を維持することの重要性を解説しました。
 また、大木和子教授は、ロコモティブシンドローム(運動器症候群:以下、ロコモ)予防をテーマに授業を実施。生徒が4月に実施した骨密度測定、体組成測定、ロコモ度テストの結果をもとに、ダイエットで十分な栄養素をとらないことが、中年期以降の骨粗しょう症の発症につながることや、健康寿命を長く保つために若年期から食生活をはじめ生活習慣に注意する必要があることを説明し、椙山女学園食育推進センターが作成した本学高校生向けオリジナル教材を用いて、バランスの良い食事の摂り方について解説しました。
 受講した生徒からは、「肥満とメタボは同じものだと思っていたのでとても勉強になった」「内臓脂肪と皮下脂肪の違いが良くわかった」「生活習慣病を予防する食生活に興味があるので、大学生になったらこのような勉強ができればと思った。」「運動しているのに骨密度が平均より低かったので、牛乳を飲んだり、納豆を食べて理想的な数値になるよう努力します」などの感想が寄せられました。
 科学的な測定に基づく自分の身体や生活習慣の確認や、大学教授による特別授業を通して、生徒たちは通常の授業とは違った「栄養学」の学びを体験できたようです。