Case1: 学生の人生の選択に関わっている責任感を持って業務に取り組む日々

教務課 新卒入職

取材日:2024年9月※プロフィールは取材当時のものです

幅広い業務の中で意識していることは、「今、すべきことか」。

教務課で、全7学部で共通開講している教養教育科目の取りまとめ、学芸員の取得を目指す学生が履修する学芸員課程の運営、保育職を目指す学生が行なう幼稚園・保育所・施設での実習事務業務、入学手続書類の確認業務、統計調査など幅広い業務を担当しています。
 
現在、2児の子育て中で、出退勤間際の業務は時間との戦い。夕食を作りながら仕事のことを気にしたり、子どもとの朝の出来事を引きずって出勤したり、メリハリをつけて仕事をすることは容易ではありません。多岐にわたる業務を限られた時間内で効率的に取り組めるようタスクを整理し、優先順位を明確にすることで「今、すべきこと」に集中し、翌日に回す勇気も持つようにしています。このような意識の中で働くことができるのは、上司や同僚のフォローやチームワークのおかげだと感じています。

「退学したい」に隠れた学生の本音を引き出す傾聴力

学生時代は、教育に関心があり教職を履修。教育実習でさまざまな生徒と出会い、学習面ではなく生活面など周りから支える仕事に魅力を感じたことが、学校法人の職員を目指すきっかけでした。
 
現在までさまざまな学生と接してきましたが、印象に残っているのは入職してすぐの出来事。当時、ある学生から、窓口で「退学したい」と申し出がありました。上司と共に、その学生の真意を聞く場を設け、学生から「退学しなくていいなら本当は退学したくない」と本音を引き出すことができました。その後、学部の教員と連携しながら学生が抱えている問題を解決し、最終的に無事卒業したと聞いたときはとても嬉しかったです。退学や学籍異動は、必要な書類の提出で完了してしまいますが、窓口対応ひとつをとっても学生の人生の選択に関わることがあると身が引き締まる思いになったことを覚えています。これからも、傾聴力を大切に学生一人一人に丁寧に対応していきたいと思っています。

「こんな人と一緒に働きたい」

若手職員が多く在籍する教務課では、後輩からも学ぶことがたくさんあります。その中でも特に、誠実さと判断力の大切さに改めて気付かされました。学生や業務に誠実に向き合い、状況にあわせて臨機応変に判断できる姿勢を持った方と働きたいと思っています。
 

Case2: 他業界で培った経験を生かしてさまざまなステークホルダーのニーズに応える

企画課  既卒入職

取材日:2024年4月※プロフィールは取材当時のものです

多様なステークホルダーと関わりながら自身のスキルと知識を高める機会

キャリア支援課と企画課の2部署で実感した本学の特徴は、コミュニケーションが活発な点。学生との距離が近い部署から、学園の教育の改善や向上を戦略的に考える部署に異動しても、課題を共有し相談しやすい環境だと実感しています。

 
現在は、事業計画や内部質保証、認証評価に関する業務に携わっています。将来を見据えて具体的な目標達成に向けた戦略を策定する「事業計画」、研究や組織運営などについて継続的に自己点検・評価をし改善に取り組む「内部質保証」、評価機関による認証評価で大学としてふさわしい水準であると判断をしてもらうために学内で取り組む「認証評価」、いずれも学園や大学の根幹に関わることができる業務です。
 
法的知識や大学教育のトレンドなど専門的知識が求められますが、自分自身のスキルや知識を高められる機会だと捉えています。教職員に加え、企業や自治体など多様なステークホルダーと関わりながら目標達成のための業務や教育の質を向上させ、学園の発展に携わることができるのは、大きなやりがいです。

どんな業務も相手の立場に立ちニーズを掘り起こすことを大切にしています

学園を取り巻く環境には、学生や保護者、卒業生、受験者、地域の方々、企業、自治体、一緒に働く教職員など、さまざまなステークホルダーがいます。それぞれ異なるニーズや期待を抱えていて、それらに応えるためには、常に相手の立場に立って物事を考えることが大切だと感じています。
 
キャリア支援課で携わった「海外インターンシップ」の新規立ち上げでは、国際志向をもった学生のニーズに応えられる事業として検討を繰り返し実施しました。なるべく多くの業務体験を設けてもらえるよう現地で交渉を行ったり、安全に現地で過ごせるようにホームステイ先を調整したりなど、それぞれのステークホルダーの潜在的な要望をくみ取りながらで実現できました。他業界から転職してきた私が大きく教育の質向上に関わることができたことにやりがいを感じた機会でした。

「こんな人と一緒に働きたい」

本学は、絶えず変化する外部環境に対応するため、常に新たな課題にチャレンジし続けています。「従来のやり方が本当にベストなのか、もっと良い方法は無いのか考え、柔軟な視点で改善できる方」「何かを実現したいという想いを持ち自発的に行動できる方」、「チームワークを大切にし、幅広い関係者と協力し物事を推進できる方」と一緒に働ければ嬉しいです。 

Case3: 男性事務職員で初めて育児休業を取得

人事課 新卒入職

取材日:2024年9月※プロフィールは取材当時のものです
 

学園組織を経営面から把握し教職員の生活を守る

給与・賞与に関する業務や、年末調整、退職金に関する業務、人件費に関する業務を主に担当しています。専門的知識や正しい判断が求められる場面が多いですが、経営面から学園組織の全体を把握することができる業務です。
 
前部署の教務課では、新入生ガイダンスの運営や履修登録、成績処理など学校法人の業務としてイメージしやすい業務に従事。学生と接する機会も多い部署でした。現在の業務では、教職員と接する機会の方が多く、さまざまな質問をいただく度に、自身の業務が全ての教職員の生活を支えていると実感しています。
 
現在は、税法やその他社会保険などの新しい知識を日々学びながら業務に取り組んでいますが、「自分の判断が正しいのか」「さまざまな解釈ができてしまう」など不安な場面では、上司とコミュニケーションをとりながら解決することを心掛けています。どの部署でも、課題を共有し、相談しやすい環境が整っていることも本学の特長だと思っています。

安心して育児に専念できました

本学の男性事務職員の中で初めての育児休業を取得。上司に「育児休業をとりたい」と意思を伝えた際は、業務の進捗状況や、期間中の業務をどのようなスケジュールで進めてほしいなど共有する場を何度も設けてもらいました。
 
正直なところ、育児休業期間は人事課としての繁忙期。とても申し訳ない気持ちもありました。しかし、快諾してくださった上司含め課全体のサポート体制がしっかりしているおかげで、安心して育児休業を取得し、期間中も育児に専念することができました。
 
職場に戻った際も、取得前の業務に無理なく戻れるよう調整してくださり、今も業務に専念できています。

「こんな人と一緒に働きたい」

学校法人の職員は、学生の窓口業務や事務作業だけでなく、学園の企画・運営や教職員のサポートなど多岐に渡ります。どの部署でも、責任感を持って課題解決に向けて日々業務を行っています。活躍する場はさまざまですが、向上心を持って自ら学び、自ら積極的にコミュニケーションをはかり、失敗も前向きに捉え新たな行動をとることができる人と一緒に働けたら嬉しいです。本学が今後より発展していく方法を、ぜひ皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

Case4: 交換留学生が本学を選んでよかったと笑顔で帰国できるようにサポート

学生課 国際交流センター事務室 新卒入職

取材日:2024年9月※プロフィールは取材当時のものです
 

急速に進む大学の国際化の流れの中で国際交流業務に携わることに責任とやりがいを感じる日々

主に交換留学生の受入業務を担当しており、入国から帰国までの手続きやサポートを行っています。在留資格など専門知識が必要な業務や入学後の学習・生活支援といった充実した留学生活のための業務など、多岐に渡ります。さらに本学学生向けの留学説明会や事前セミナーなど学内の留学支援も行っています。

大学では2023年4月に国際交流センターの事務組織を拡大。より柔軟な対応が求められますが、本学、また大学業界で急速に進む国際化の流れの中で国際交流業務に携われていることに責任とやりがいを感じています。

 

留学生との文化や言語の違いに悩むこともありますが、「椙山を留学先に選んでよかった」と帰国時に笑顔で伝えてくれ、帰国後も再訪するほど「椙山愛」を持った留学生と身近に接することができるのも、学生に携わる部署で働くからこそ得られる喜びだと思っています。

他人の成長や成功を心から喜べる人にはぴったりの仕事

新型コロナウイルスの影響で留学が完全にストップした時期に国際交流業務の担当になりました。過去に例のないオンラインでの講義や交流イベントなど、協定校との関係性や国際交流事業の継続のために試行錯誤を繰り返してきました。さらに次第に出入国の規制が緩和されてきたものの、コロナ流行以前とは異なる来日手続きなど毎日が戸惑いの連続。そんな中、自国での厳しい外出・出国制限を乗り越えて本学に留学した留学生が、卒業後は自国の日系企業に就職したと聞き、大変感激し、改めてこの仕事の醍醐味を知ることができました。
 
子どもから大人、さらに国籍・人種を超えて幅広く教育する使命を持つことが椙山の魅力であり強み。他人の成長や成功を心から喜べる人にはぴったりの仕事だと思っています。
 
私が仕事をする上で大切にしていることは「視野を広く持つこと」。近視眼的にならず、物事を大局的に捉えることで、改善案や今までにない発想に繋げたり、他部署との情報共有や協力体制を構築しています。

「こんな人と一緒に働きたい」

事務職員は学生部門以外にもさまざまな部署がありますが、どの部署でも最終的に学生や生徒・児童・園児の成長や将来への貢献につながっています。そんな魅力ある仕事だと理解・想像できる人、縁の下の力持ちとして誰かの役に立ちたいと思える人と一緒に働きたいです。