こども園では、蚕蛾(カイコガ)の幼虫を飼育しています。
初めて見る白い幼虫の姿や、休みなく桑の葉を食べ続ける様子に釘付けです。
生態についても知らないことが多く図鑑を手にして調べていました。桑の葉しか食べないことや、人が世話をしないと生きられないことなど徐々にわかってきました。
知れば知るほど興味がわいてきます。
「どんなところに置けばいい?」と飼育場所についての疑問があがりました。
そこで東山動植物園にある合掌造りの家を見に行くことにしました。
なかに入ると、蚕の繭がぶら下がっている部屋があり、蚕を飼っていた部屋だと説明書きがありました。「ここで育てていたんだよ」と話すと「暗いところだね」という発見がありました。
園に戻り、蚕を飼育するための暗い場所を作ろう!ということになり、段ボール箱に黒い画用紙を張り、不織布でカーテンをつけて飼育箱を作りました。
籠の中で糸を出し始めたので、トイレットペーパーの芯で作った個室に一匹づつ入れ替えます。
そうして今9匹の幼虫は、個室の中で繭を作りサナギになりました。