外国語学部では、『英語でメッセージを発信して、いかに説得力のある伝え方ができるか』という英語の表現能力の向上を目指しています。
 
英語表現音読コンテストは、高校生が優れた英語のスピーチ内容を十分に理解し、解釈を深め、聴衆の心に響く表現方法を学ぶことを目的として開催します。

開催日

 2025年12月20日(土)13時開会

開催場所

椙山女学園大学 星が丘キャンパス

参加資格

高校生のみを対象とします。女性に限定しません。参加者を2つのグループに分けて実施します。

Aグループ:帰国生
満5歳の誕生日以降に通算1年以上英語圏に居住した者、または日本国内外を問わず英語で教育を行う学校に6カ月以上在籍したことのある者。英語を母語とする者もAグループに含みます。

Bグループ:帰国生以外

※ 資格に関するご質問は、下記のお問い合わせ先(Eメール)にお問い合わせください。
※ 規定に違反した参加者は評価の対象外とします。


コンテスト形式

提示した英語スピーチリスト7点から1つを選び、発表(スピーチ)してください。
1組は1~3名以内とします。
複数名の場合は原稿を分割して担当してください。

<評価基準> 
  1. スピーチのメッセージを深く理解し説得力のある伝え方ができているか
  2. スピーチを通して聴衆とコミュニケーションをとれているか 
  3. 声の大きさ、読む速さ、イントネーションが適切かどうか 

※暗記暗唱は求めません。
※スピーチリスト(課題)の内容の変更(編集等)は不可とします。

Aグループ・Bグループのそれぞれの優勝、準優勝の組に優勝(3万円)、準優勝(2万円)を進呈します。
また、当日は、お茶とささやかなお菓子をご用意します。

応募期間

2025年10月5日(日)10:00~10月31日(金)23:59まで

先着40組とします。 

スピーチリスト(課題)

  • NO.1 セヴァン・カリス=スズキ(Severn Cullis-Suzuki)  1992年

    *カナダ出身の環境活動家
    <内容>
    ・リオデジャネイロ開催のEarth Summitにおけるスピーチ
    ・12歳で国際舞台に立ち、環境問題について子供の立場から語る
    ・環境破壊の停止を訴え、資源を持つ側の無関心を批判

  • NO.2 ネルソン・マンデラ(Nelson Mandera) 1994年

    *南アフリカ共和国大統領
    <内容>
    ・南アフリカ初の黒人大統領として就任
    ・「虹の国」として、黒人も白人も尊厳を持ち共に生きる未来を宣言
    ・「決して二度と抑圧を許さない」と強く誓う

  • NO.3 エマ・ワトソン(Emma Watson) 2014年

    *イギリス出身の俳優 
    <内容>
    ・国連「HeForSheキャンペーン」スピーチ
    ・フェミニズムを「男性嫌悪」とする誤解を正す
    ・自らの力を信じて動き出すことの必要性を強調

  • NO.4 アン・ハサウェイ(Anne Hathaway) 2018年

    *アメリカ出身の俳優 
    <内容>
    ・Human Rights Campaign晩餐会のNational Ally for Equality受賞スピーチ
    ・社会に根強く残る偏見を否定し、LGBTQの人々と共に立つ姿勢を示す
    ・愛が中心にあるとき、すべての人に扉が開かれる

  • NO.5 RM 2018年

    *K-POPグループBTSのリーダー
    <内容>
    ・ユニセフのグローバルサポーターとして、世界の子どもや若者に向けて発信
    ・幼少期から現在に至るまでの葛藤や気付き
    ・ありのままの自分を愛すことが大切

  • NO.6 クリスティン・ウェンツ(Kristen Wenz) 2019年

    *アメリカ出身の人権活動家
    <内容>
    ・弟の養子縁組をきっかけに、出生証明書のない子どもの問題に気づく
    ・世界で10億人以上が法的に「存在しない」とされ、必要な支援が届かない
    ・共感と行動が変化を生むと呼びかけ

  • NO.7 ミンジン・リー(Min Jin Lee) 2022年

    *韓国系アメリカ人作家
    <内容>
    ・Break the Silence Rallyで行ったスピーチ
    ・ヘイトクライムの急増により、日常生活における恐怖や自衛の実態
    ・差別や偏見に屈せず立ち向かい、自信の物語を語ることの意義

特別イベント

当日は、イアン・マローニー(椙山女学園大学外国語学部 准教授) 先生による特別講演会を行います。

イアン・マローニー(lain Maloney, Ph.D.)
イギリスのスコットランド・アバディーン出身。2005年に来日。日本での暮らしをつづった回顧録The Only Gaijin in the Villageや、明治時代に日本各地で灯台を築いた技師たちの歴史を描いたThe Japan Lightsをはじめ、これまでに9冊の文学作品を出版している。専門はトラウマと文学。University of Sunderlandにて博士号取得。作家としてだけでなく、音楽家、ポッドキャスター、ジャーナリストとしても活動している。

後援

 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会

お問い合わせ先

椙山女学園大学 英語表現音読コンテスト委員会

E-mail:ondoku@sugiyama-u.ac.jp